Rice & Genetics
巨大胚変異でました! 野生イネの長粒遺伝子解析
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*新奇変異体の選抜により多収品種候補に巨大胚(油分やGABA含有量の増加が期待)を得ることができました!
*低アミロース変異候補系統で新たな品種開発を行います.
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作物育種学研究室では,作物遺伝資源の評価と共に育種的利用を行う研究を行っています.主な対象作物はイネです.遺伝資源の調査から育種的利用のための遺伝子機能解析も行っています.
ゲノム情報を利用した遺伝資源の多様性評価のためのマーカー開発,在来種や遺伝資源から単離した遺伝子の同定,自然突然変異で生じた育種資源である変異体の原因遺伝子の同定,それに関与するトランスポソン(転移因子挿入サイト)の簡易選抜システム開発をすすめています.
その他にも琉球諸島で栽培されたと考えられるシークヮーサー,東アジアで栽培化されて日本まで伝播したヒシ,作物ではないものの広く日本人に利用されたカジノキ(和紙の原材料)について研究しています.
栄養繁殖と種子(バナナと倍数性,バナナの種子,パイナップルの種子)
現在行っている研究の概要:
*オーストラリアの野生イネから長粒性遺伝子の単離をすすめ,種分化についても検証しています.
*技術の社会的実装へ”水稲品種開発”:
- 水稲「弘大ライケット1号]温暖化耐性イネの品種申請しました.新規形質も導入しています.
- 巨大胚変異体選抜できました(詳細はこちら)
*トランスポゾンによる遺伝子機能の解析:
*シークヮーサープロジェクト
この飾りは大宜味村において2023年1月22日に開催された産業祭りでのシークヮーサーを含めた農産物の展示です.
*遺伝資源調査
- 野生イネについての現地情報も随時公開すすめます.
- タイの野生イネ(1,2)
- ベトナムの野生イネ(1,2,3,4,5,6)
- ラオスの野生イネ(1,2)
- インドネシアの野生イネ(1,2,3)
- ヒシの遺伝資源開発
- カジノキの遺伝資源評価
*遺跡とイネ