コールドスプリングハーバーはワトソンやトウモロコシを研究材料とした実験で”動く遺伝子”としてトランスポゾンを発見したマクリントックもいた研究所です.いまでも多様なゲノム研究が進んでおり,世界的にも有名な研究所の一つです.優雅な入り江の中に立てられた1つ1つの別荘のような建物の中に近代的な解析機器が取りそろえられ,日本人も含めて多様な国からきた研究者が研究しています
CSHはニュヨークシテイからメトロで1時間程度の距離にあるものの閑静な保養施設に囲まれた静寂な土地に位置している.しかし,その研究施設にはありとあらゆるハイテク技術の結晶である各種解析装置があり,動植物のゲノム研究が進められている.
ニュ-ヨークの街角.
メトロでNYからCSHもよりの駅であるSyosettoについたところ.CSH研究所のたたずまい.これらの古風な建物のなかに近代設備がつまっている.
CSHには世界各地から学生や研究者がきて短期長期の研究をおこなったり,会議に参加するために宿泊する施設が整っている.やすらぎのひとときをすごせるように,またいつでもコーヒーがのめるように食堂がある.
宿泊施設には簡単なベッドと机,シャワー施設があるが,快適に過ごせるように係りのヒトが掃除などをしてくれる.売店ではCSHで出版されている研究書からお菓子,みやげもののCSHTシャツまで売られている.
圃場もあり,ここではアラビドプシスやトウモロコシなどが育成されている.様々な遺伝子の解析がおこなわれているため,写真にみられるような突然変異体もある.
ここでトランスポゾンを発見したマクリントックはすでにこの世を去ったが,いまでも彼女の使っていたガーデンが残されている.