2020年は新型感染症が世の中の物事を大きく変えた1年でした。当然ながらその影響は大学教育にも及び、私がかかわっている「基礎物理学実験」においても、従来とは違った形で実施することを余儀なくされました。
本連載では、「基礎物理学実験」の各科目がどのように行われたのかを後生に残すことを目指します。第1回は、前期に開講された地球環境防災学科の「基礎物理学実験」を取り上げます。
科学技術に関する文書においては、数値を表示する際に、桁数と数字を分離した -1.602×10-19 のような記法が頻繁に用いられます。これを、科学的表記(Scientific Notation)とか科学的記法とか科学的記数法とか指数表示などと呼んだりしますが、本記事では科学的表記で統一します。
2つの量(あるいは数)の関係を2次元平面にプロットしてそれを何らかの関数でフィッティングする、ということはある種の学問や現場ではよく行われます。そして与えられた関数の形に対して最もよくフィットするパラメータを求める方法として、最小二乗法(Least Squares Method)が非常によく使われます(他の方法を使おうものなら「それには何か意図があるのですか?」と問い詰められるレベルで標準的な方法だと思います)。最小二乗法とは、文字通りに残差の二乗の和(残差平方和)が最小になるようなパラメータを求める、というものです。
与えられたデータを簡単な形の関数でフィッティングする機能は、汎用の表計算ソフトにも当然に備わっています。深く考えずに「このソフトの出力結果は最小二乗法で求めたものでしょ」と思い込んでしまいがちですが、例えば指数関数でフィッティングすると、ソフトの出力結果は一般に残差平方和を最小にするものにはなりません。
だいぶ前の話になりますが、ちょっとした論文を学術雑誌に投稿して掲載されました。それを、弘前大学の機関リポジトリである弘前大学学術情報リポジトリに登録しました。そのときの手続きの流れなどを紹介します。
(※2018年度の話ですので、現在は異なる部分があるかもしれません。)
実験レポートを紙媒体で提出する場合,バラバラになってしまわないようにホッチキスで留める必要があります.あれ,どこをどうやって留めればいいのでしょうか?
今から10年前の2010年5月11日,理工学部2号館で火事がありました.