静磁場を求める際に使った積分は Maxima を数学公式集として使うことで確認できているが,Maxima で解析的に積分できることがわかれば,人力でも解いてみたくなるもの。でもほとんどは「静電場を求める際に使った積分を人力で求めてみる」シリーズですでにやっている。
直線電流による磁場で使った積分
これは「静電場を求める際に使った積分を人力で求めてみる:第1話」で
となることを説明済み。
ソレノイドを流れる電流による磁場で使った積分
これは,
とすれば,被積分関数は
もう一つの積分
も「静電場を求める際に使った積分を人力で求めてみる:第2話」の「
となることがわかっているので,
つまり,めでたく
となる。