「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」vol. 5 開催しました!

やや遅れての報告となりますが、1月23日に「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」vol. 5を開催しました。今回は、20世紀の画家パウル・クレーが考案した油彩転写法という技法を使った作品づくりがテーマです。3才のお子さまから小学校6年生まで、幅広い年齢層の子どもたちと保護者の方々が、それぞれに楽しんで制作していました。

 

・まずは、転写紙を油絵具で作っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

・画用紙に塗った油絵具は30分ほどで乾燥します!その間に、どんな線画を描こうかと考えなら、下絵を描いていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

・下絵ができたら、下から、制作用の水彩紙→油絵具を塗った面を下にした転写紙→下絵の順に重ねて、マスキングテープで固定し、下絵の線をボールペンやその他の尖ったものでなぞります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・水彩紙に油絵具の線画が転写されます!

 

 

 

 

 

 

 

 

・線の上から、透明水彩絵具で色をつけていきます。線は油絵具なので、上から水をかけても滲みません。透過性のある水彩絵具を使って、線を意識しながら色付けしていきます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

初めて絵具を使ったお子さまや、ワークショップ後にお家で絵具遊びを楽しむようになったというお子さまもいらっしゃいました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご家族やお友達と一緒に参加して、楽しく、作品づくりをすることができました☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

作品展を準備しています

1月のワークショップでは、「油画転写法」による素敵な作品がたくさん生まれました。今回の作品展では、親子で取り組んだ成果を弘前中央駅構内「ギャラリーまんなか」で展示します。

作品をアートへ、掲示から展示へ

会期は3日間、展示作品は27点と、12月のオンライン・ワークショップの作品によるパネル1枚です。

まず、それぞれの作品にフレームを付けます。厚紙を寸法に合わせて裁断、作品の大きさに切り抜きます。フレームは、オフホワイトとスノーホワイトの2種類から、作品に合う方を。

作品は「水彩紙」という厚手の画用紙に描かれています。少し反ってしまったので、裏から薄く水を引いて、ベニヤ板に挟んでまっすぐにします。

フレームを作品に載せ、さらに厚紙で裏打ち。簡便なものですが、額縁がついたようです!

作品名と作者名のプレートも作ります。印刷したものをボードに貼って、切り分け。なんと、英語タイトルも。カッターナイフでまっすぐ切るのは緊張します。

展示方法と作品の配置を考えます。スタッフ同士、白熱する議論!

準備万端、あとは会場で。
「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ 作品展」をお楽しみに!

※作品展の制作に当たって、弘前大学教育学部美術教育講座の石川善朗先生、佐藤光輝先生、冨田晃先生、塚本悦雄先生にはたくさん助けて頂きました。本当にありがとうございました!

絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ、作品展を開催します。

2月12日(金)〜14(日)に、今年度の「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」でできた作品の展覧会を開催します!11月のオンラインワークショップで子どもたちが考えた「ひろさきのオリジナルキャラクター」と1月のワークショップで制作した油彩転写と透明水彩絵具による絵画作品を展示します。

▽開催日時 2021年2月12日(金)〜14日(日)

▽時間 11:00-19:00

▽ところ ギャラリーまんなか(弘南鉄道大鰐線中央弘前駅構内)

※駐車場はございません。お車でお越しの場合は、近隣のコインパーキングなどをご利用ください。

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第3回・第4回みんなのコンサート 2021年3月14日(日)・18日(木) 10:30~ ヒロロ4階ホール

 

みんなのコンサート 第3回・第4回
とき:2021年3月14日(日)/18日(木)10:30~11:00(10:00開場)
ところ:ヒロロ 4階 弘前市民文化交流館ホール
出演:宮本香織(ピアノ独奏)、朝山奈津子(司会、お話)
プログラムは両日とも同じです。

入場無料。
満席となりました。たくさんのお申込をありがとうございました。
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みんなのコンサート第2回を開催しました

去る2020年12月18日(金)、ヒロロ4階の市民文化交流館ホールにて、宮本香織さんのピアノ演奏による「みんなのコンサート」第2回を開催いたしました。
防疫のため、300名収容の会場に45名様限定として、早々に満席のご予約をいただきました。

グランドピアノをフロア中央に置き、取り囲むように客席を配置してみました。ステージ上のピアニスト 対 客席の聴衆、ではなく、同じフロアでの一体感を演出できたでしょうか。

プログラムのテーマは、「音階」です。
「音階」は、隣り合う音を一方向に順番に鳴らしてゆくピアノ演奏の基本です。基礎練習として重要なだけでなく、旋律の一部としてもたいへんよく登場します。
そこで、華麗な音階が登場する曲を集めました。

1.モーツァルト:ピアノソナタ第16番第1楽章
始まってすぐに上がったり下がったり転がるような音階が出てきます。同じものが高さを変えて、後半にもう一度。

2.ブルクミュラー:《真珠》(『18の個性的な練習曲』より)
タイトルの「真珠」は、宝石の種類だけでなく、華麗なピアノ演奏を誉めるときの「真珠の粒のような」という慣用表現を指していると思われます。全体に音階がちりばめられています。

3.ショパン:「子犬のワルツ」

初心者から世界的な大ピアニストまで、もしかすると最も多くのピアニストに演奏されたショパン作品かも知れません。随所に行きつ戻りつする音階が挟まれ、曲の締めくくりには鍵盤いっぱいに駆け下りてくる音階が登場します。

4.サン=サーンス:《動物の謝肉祭》より
もとはオーケストラのための作品ですが、ピアノも楽団に含まれていて、舞台上のすみっこに置かれるのが普通です。幕開け《ライオンの行進》もピアノのファンファーレで始まります。今回はピアノ独奏版を聴いていただきました。
続いては《亀》。歩みの遅い亀が一生懸命に前へ進もうとしている様子が、なんと、ものすごくゆっくりとした《天国と地獄》(運動会の徒競走などでよく使われていますね)の旋律で表現されています。
さて、動物たちに交じって《ピアニスト》も出てきます。なにやら音階のような同じ音型を繰り返し練習しているようです。この曲は敢えて「下手に」弾かなくてはならないのですが、ピアニストにとって音階を不揃いに演奏するのはなかなか難しそう。
最後は、誰もがよく知る《白鳥》で優美に締め括りました。

5.ドビュッシー:《子供のために》より〈プレリュード〉

音階は、一音につき1本の指で順に鍵盤を押さえて弾くのが普通ですが、この作品では音階の究極の形態とも言うべき「グリッサンド」が使われます。指4本をそろえて関節側で鍵盤を押して進む奏法で、ピアニストにとっては、ちょっと手の痛い荒技です。しかし、その華麗さは一度聴くと忘れられません。
会場では、ご家族に寄り添ってのんびり過ごすお子さんや、音楽に合わせて身体を動かしたり少し歩いてみたりするお子さんもいらっしゃいました。皆さまに穏やかな気持ちでピアノを聴いていただけるように、今後とも工夫して参ります。
またのご来場を心よりお待ちしています!

※なお、本公演の様子が弘前市の制作するテレビ広報「元気!弘前」(1月30日)にて放映されました。ご来場の皆様には、撮影にご協力いただきありがとうございました。

「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」vol.05、開催します!

お子さまも保護者の方も参加できるワークショップ。今回は、20世紀のモダンアートを牽引したアーティストの一人、画家パウル・クレー(1879-1940)が用いていた「油彩転写」と呼ばれる方法を使って絵を描くワークショップです。油絵具と透明水彩絵具という、ふだん学校などではあまり使わない絵具で、オリジナルの作品制作を試みます。

 

 音楽や時間の移ろいなど、形のないものを絵画に表したり、町の様子や自然の景観を写生ではない独自の表現方法で描いたり、象徴や空想の世界を鮮やかな色彩で描いたりしていたクレー。彼の作品は多彩であり、また、様々な表現方法の実験場のようでもあります。そんな彼は、同時に、子どもが描く絵画に新しい芸術の方向性を見出してもいました。

−−時間や音楽を描くとしたらどんなふうに描きますか?また夢や空想の中に登場するものはどのような形や色をもっているでしょうか?今回はパウル・クレーの作品を鑑賞しながら、油彩転写と透明水彩による着色を使って、自分だけの絵画作品を作ります!できあがった作品は、2月中旬に予定している「ギャラリーまんなか」で展示、を考えています。

▽とき 2021年1月23日(土)10:00-12:30/ 14:00-16:30(午前・午後とも同じ内容です。)

▽ところ 弘前文化センター 3階 「工作実習室」

▽対象 幼稚園・保育園〜小学校のお子さまと保護者の方々(各回とも16名まで)

▽参加無料

2021年1月9日(土)12:00から、当ウェブサイトの専用ページで参加受付開始です。各回とも16名まで(先着順)となっています。

⇨たくさんのお申し込みをいただき、ありがとうございました。午前・午後とも満席となりましたので、お申し込みを締め切らせていただきました。次回も同様の企画を立てていく予定です。次回以降の開催についてはチラシ等でお知らせしていきます。もしも事前に開催告知などを確実にお知りになりたい場合は、artworld@hirosaki-u.ac.jpまで、ご連絡先をお教えください。よろしくお願いいたします。

 

 

「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」vol. 4を開催しました!

11月22日、今年度はじめての「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」を開催しました。

 通算4回目となるワークショップですが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため、残念ながらオンラインのみでの開催となりました。いつもよりも小規模なものとなりましたが、午前・午後とも参加者の皆さんに助けられながら楽しく行うことができました!

 

 今回は大学生の皆さんに協力していただき、絵本の読み聞かせとワークショップを進めていきました。

 絵本は、オリジナルキャラクターが活躍するお話や秋の落ち葉をテーマにしたイタリアの絵本、そして、津軽地方の民話を集めた絵本『なんげえはなしっこしかへがな』を読んだほか、ワークショップのテーマに合わせて、バーバパパやムーミン、『しずくのぼうけん』など、ユニークなキャラクターが活躍するものをブックトークで紹介しました。普段から読み聞かせに慣れているわけではない学生さんたちが、頑張って練習して、子どもたちにお話を語りました!やさしい津軽弁のイントネーションが心地良かったです。

 

 

オンラインワークショップの様子

 

 ワークショップでは、「弘前を舞台に活躍するオリジナルキャラクターを描いてみよう!」というテーマで作品作りを行いました。絵を描くことが得意な学生さんに協力してもらい、単純な線で輪郭をとりながら面白いキャラクターを描いていくところを中継して、参加したお子さんたちに見てもらったり、一筆描きで巧みに動物を描いたピカソのドローイングを紹介したりしながら、キャラクター作りに挑戦しました。

 線で描いたあとは色を塗って、カラフルで温かみのあるキャラクターが出来上がっていきました☺️

アイスクリーム

ハッピーとり

りんごのキャラクター

 

そして、「オンラインワークショップには参加できなかったけれど、キャラクター作りには挑戦しました」という嬉しいメールもいただきました。↓かわいらしいキャラクターになっています!

 

 

 

今回できあがったキャラクターは、2月に「まんなかギャラリー」で開催予定の展示会に出品する予定です☆もし、「ぼく・わたしのオリジナルキャラクターも出品したい!」というご希望がありましたら、制作したキャラクター画像を写真に撮って(あるいはスキャナーで取り込んで)、アートワールドひろさき宛にデータを送ってください!(artworld@hirosaki-u.ac.jp)

  

 

 

みんなのコンサート第2回 プログラム(12月18日(金)10:30開演、ヒロロ4階ホール)

満席のご予約を頂きました!ありがとうございました。
次回は3月14日(日)と3月18日(木)の予定です。

曲目が決まりました!
1.モーツァルト:ピアノソナタ第16番 ハ長調 K.545 第1楽章
2.ブルクミュラー:《18の個性ある練習曲集》より第2番〈真珠〉
3.ショパン:ワルツ第6番「子犬のワルツ」
4.サン=サーンス:《動物の謝肉祭》より
〈序奏とライオンの行進〉、〈亀〉、〈ピアニスト〉、〈白鳥〉
5.ドビュッシー:《ピアノのために》より第1曲〈プレリュード〉
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11月22日の「絵本と絵画の鑑賞会+オンラインワークショップ」、午前・午後ともあと5組様まで受付可能です!

オンラインのみの開催となり、いつもとは違う方法でお届けるすることになりましたが、オンラインならではの楽しみ方を工夫しています。午前・午後ともあと5組様まで受付可能ですので、ぜひお気軽にご参加ください!

午前 10:30〜12:00

午後 14:00〜15:30

・各回とも、紙と鉛筆、色鉛筆、ペン、クレヨンなど線を引くことのできるお好きな材料をご用意ください。

・お使いの(カメラ機能付き)パソコン、スマホ、タブレットにZOOMアプリを無料ダウンロードすると、気楽にご利用いただけます。

・「小さなお子さまが画面の前でじっとしていられない」ということもお聞きしました。じっとしていなくても大丈夫です!聞いてみたいお話にちょっとの間見入ったりしてもらえるだけで嬉しいです。ミュート機能を使えば、他の参加者や主催者に声が漏れることもありません。作品作りは画面をオフにして自由に楽しみ、2月(3月から2月に変更になりました)に予定しているギャラリーでの展示をご希望の場合は、後から作品の画像あるいは写真データを「アートワールドひろさき」のメールアドレスに送っていただくことでもかまいません。

お申し込みはこちらから。※開催日の前日まで受付ています。

ワークショップの詳細はこちら!

 

 

中央弘前駅

伊東美穂さまからお写真をいただきました!

 

昔と同じように今も自分をむかえてくれる建物や風景。そんな存在があるとどこかほっとします。

 

 

「平成元年に弘前を離れ、令和2年にUターンしましたが、中央弘前駅は昭和のままでした。」

 

駅前の眺めがだいぶ変わろうとしている中央弘前駅。

今後、どのような姿で残っていくのでしょうか。