作:村山籌子、絵:村山知義、再話:村山亜土『なくなったあかいようふく』福音館書店

作:村山籌子、絵:村山知義、再話:村山亜土『なくなったあかいようふく』福音館書店

 

ある日、わとりの娘さんが歩いていると、洋服屋のあひるさんが一枚のビラをくれました。

「かわいい こどもの ようふく やすい、やすい、とっても やすいよ」

にわとりの娘さんがお母さんにビラを渡すと、お母さんはさっそく娘さんと一緒に洋服屋さんに向かました。そして、「ねえ、あしたの あたんじょうびに これを きたら どうかしら」と言って、袖なしの赤いワンピースを娘さんに買いました。娘さんはとても気に入って、大喜び!夜になってベッドに入る時も、ワンピースを窓のところに吊るしてじっと眺めていました。

 

ところが!朝起きるとワンピースがありません。

お父さんの一案で、犬さんにワンピース探しをおまかせすることにしました。

ここから犬さんの面白おかしいワンピース探索がはじまります―

 

戦前から前衛美術団体「MAVO」を率いて活躍していた美術家の村山知義が、1929年に描いていた「ナクナッタ アカイヨウフク」の原画をもとに、妻である村山籌子が書いていたはずのストーリーを推測しながら、ご子息の村山亜土が絵本にしたものだそうです。女の子の「なくなったあかいようふく」を軸に、ユーモラスでのびやかなお話が展開していきます。

ニワトリをはじめとする動物たちの姿、表情、動作がどれも生き生きとしています。洗練されたペン画と彩色で彩られたページは、簡潔でありながらスタイリッシュなモダンアートそのもののように感じられます。

 

※この投稿の画像は、出版社が一般に掲載を許可している範囲内のものです。無断転載はご遠慮ください。

 

作:ブリッタ・テッケントラップ、訳:三原 泉『ブルーがはばたくとき』BL出版

作:ブリッタ・テッケントラップ、訳:三原 泉『ブルーがはばたくとき』BL出版

 

森のおくの大きな木の下のほうにある枝でひっそりと時をすごしていたブルー。

空を飛ぶことも、歌をうたうことも忘れてしまっていました。

 

そこに現れたのがイエローです。

イエローが歌うと周りのものが明るく輝きだします。木々の枝も芽吹きだします。

 

ある時イエローは、森の奥の木の下のほうにひそむブルーの姿に気づきました。

一日一日と下のほうにある枝に移りながら、だんだんとブルーに近づいていくイエロー。

イエローの歌は、ブルーのまわりの世界を、そしてブルー自身を変えていきます。

・・・やがて、『ブルーがはばたくとき』が来ました!

 

 

ページをめくる毎に美しい森の情景が広がります。

黒いシルエットで描かれていた森の木々が、イエローの魔法のような歌声でだんだんと色づいていきます。イエローから広がる金色の光りがだんだんと森を照らし始めます。まるで、ブリッタ・テッケントラップの魔法にかかったかのように、森は美しく輝きだします。版画などのさまざまな技法を駆使して重層的な情景を暖かく生みだした魅力的な挿絵です。あざやかなブルーとイエローの小鳥の色が目に鮮やかな印象を残します。

 

※この投稿の画像は、出版社の許可を得て掲載しているものです。無断転載はご遠慮ください。

 

 

作:きくちちき『ぼくだよ ぼくだよ』理論社

作:きくちちき『ぼくだよ ぼくだよ』理論社

 

ライオンとひょう、二人は友達。でも―

 

「ぼくのつめのほうがするどいよ」

「ぼくのきんにくのほうがつよいよ」

 

二人は自分のほうがすぐれているところを主張しあうライバルでもあります。

 

でも―

「そしたら ぼくはおおあらし。きみなんてあっというまにふきとばしちゃうよ」

「そしたら ぼくはたいよう。あらしなんてなくなってきみはくもになっちゃうよ」

 

「そしたら そしたら きもちいいね」

 

やっぱり二人は仲良しなのです。

 

こんな友達がいたらいいな、と思える楽しい絵本です。

 

きくちちきの筆と色彩が画面いっぱいに広がって、みずみずしく、気持ちの良い作品です。

 

※この投稿の画像は、出版社が一般に掲載を許可している範囲内のものです。無断転載はご遠慮ください。

 

 

 

 

作:つるたようこ『やさいのおにたいじ』福音館書店

作:つるたようこ『やさいのおにたいじ』福音館書店

 

あの『酒呑童子』の物語の登場人物が野菜になりました!

京都の町に鬼が出没、娘たちをさらっていきます。娘たちを取り返そうと、屈強な武士たちが大江山に鬼退治に出かけることになりましたー

昔から語り伝えられてきた『酒呑童子』のおとぎ話。江戸時代の絵巻物などを見ると、かなり残酷な場面が描かれていたりもするのですが・・・、この絵本はまったくそんなことはありません!活躍するのは、金時人参や堀川ごぼうといった大きくて強そうな野菜たち。鬼はというと、なんと頭に角があるようにも見えるコンニャク芋です!そしてその描写の可愛らしくコミカルなこと!!同じ物語が、まったく違った新鮮なものに思えてきます。少し長いお話かな~と思いきや、あっという間に読み終えてしまいました。

 

とはいえ、昔の京の町並みや大江山に向かう道中の風景など、まるで狩野永徳の《洛中洛外図屏風》や鎌倉時代の絵巻物を見ているかのようで、古典的な日本美術の描法が目をひきます。横に長い絵本の見開きの特性がよく調和しています。可愛らしいだけではない、お話も挿絵もどちらも古典を下敷きにしつつ、説得力のある新しい絵本に昇華されています。

 

おはなし会では、京野菜の印象をより分かりやすく伝えるために、本物の野菜を用意しました。

 

※この投稿の画像は、出版社が一般に掲載を許可している範囲内のものです。無断転載はご遠慮ください。

 

「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」vol. 3、できあがった作品です。(午後)

午後のワークショップでできあがった作品です。

午前から参加してくれていたお子さんです。午後はまず、絵巻を手に取って書きはじめです。画面が長い特性をいかした構図で、自然に目が行きます。

だんだん色が加わっていきます。

構想、構図、色、どこをとっても力強い力作!

 

絵巻のあとは、絵本にもふたたび挑戦してくれました!

 

こちらは夜の風景です。画面いっぱいに迫力のある絵ができあがりました!

 

お姉さんが挑戦していた絵本(二冊目)。大胆な空の色の下に展開する町の様子が細やかで、とてもおもしろい挿絵です。

2ページ目

 

妹さんはお母さまと一緒に絵巻を描きはじめました。海の中の様子。いろいろな海の生き物が、おおらかな筆のタッチで描かれていきます。

途中から参加したお父さまの挿絵です。

ご家族で参加していただきました。ありがとうございます!

 

こちらも絵巻に挑戦してくれました。『うさぎとかめ』の絵本を参考に、やわらかく繊細なたっちで描かれていきます。

画面いっぱいのうさぎが迫力があって目をひきます。構図の作り方が絶妙です。

長ーい力作ができあがりました!

一緒に参加してくれていたお姉さんは、細やかな絵本挿絵です。読むのが楽しそう!

向かいに座っていたお母さまは、お姉さんの肖像を描いていました!素敵です。

 

かわいらしい海の魚からはじまって・・・

明るく楽しい色使いのわくわくすような海の絵本ができました。どんなお話なのか、興味がわきます。

お母さまも海の中の様子を描いておられました。繊細で美しい情景です。

お父さまは『さるかに合戦』(?)の挿絵です。ユーモラスな表情が忘れられなくなります!

 

こまやかな楽しい絵本になりました!読むことを前提に、よく構想した挿絵になっています。エスメラルダちゃんが可愛らしいキャラクターで、とても読んでみたくなりました。

お母さまは絵巻に挑戦されていました。幻想的でもあり、可愛らしくもある絵柄になっています。昼から夜への時間の移り変わりが、絵巻物の横長の特性をいかして自然に表現されています。

 

 

かわいらしいトマトが主人公の絵本になりました。赤色がみずみずしく、トマトの表情もいきいきとして見えます。こちらもぜひ読んでみたい作品です。

お母さまは、『やさいのおにたいじ』を参考に描かれていました。雰囲気がよく出ています!

二枚目。ゆるやかな筆のはこびに魅かれます。

 

ご夫婦で描かれていました。ライオンの顔をしているのは、ヨーロッパに伝わる空想上の生き物です。狩野永徳の《唐獅子図屏風》から連想されたそうです。

きつねのユキオの物語。動物たちがページの中でいきいきと動いています。森の描写も美しい色彩感覚にあふれています。まるで本物の絵本のようです!

 

 

かわいらしいお化けのお話の絵巻。だんだんお友達が増えていきます。

 

神先生の作品です。午後は絵巻を描いておられました。さすがの筆遣いです!登場人物たちもいきいきとしています。

 

午後もたくさんの力作がそろいました!

参加してくださったみなさん、そして協力してくれた方々、本当にありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」vol. 3、できあがった作品です。(午前)

ワークショップでできあがった作品を紹介します。

午前中は幼稚園・保育園~小学校低学年のお子さまが中心でした。

 

画面いっぱいに大胆に描かれています!子どもらしい勢いのある大迫力の描写です。

のんびりと眠る猫。画面いっぱいにゆったりと腹ばいになっている猫と小さなチョウチョが絶妙なバランス!筆ペンの墨の線ものびのびとしています。

親子の合作となりました!

 

お姉さんの作品です。猫が語りかけて・・・お話がはじまります。

今度は女の子。

お魚の「さようなら」でおしまいになりました。バランスよくゆったりと広がる空間に描かれた線がゆったりと伸びて、まるで本物の絵本の見開きを見ているかのようです。いつもの挨拶も、絵本のモチーフになると新鮮です!

 

お姉さんは青空のもとに大きく可愛らしいウサギを描きました。おとなりの妹さんは、図鑑を参考にパンダを描きはじめました。自由な色づかいで楽しい作品になりました。

うさぎの表情もかわいくて、素敵な絵本になりそうです。

色づかいが楽しいパンダさん!白い部分も、一生懸命に絵の具で塗りました。

だんだん出来上がっていきます。

午前中はいろいろと試行錯誤していたお兄さん。午後の回で、一気に創作が進みました!目を見張るような展開は、次回の投稿をお楽しみに!

お気に入りの絵本を手に取って、描かれていました。きれいな色づかい!

 

描きはじめから勢いがよく、おおっ!と思わせられました。可愛らしい表情と鮮やかな色づかいが目をひきます。

二枚目のさくらは、お隣のお母さまの作品と並ぶとさらにすてきです。

弘前の桜が画面いっぱいにひろがってはなやかな一ページになりました。写真が少しぼやけてしまってすみません。

はじめにできたページは、画面いっぱいのやさしく暖かい太陽が印象的です。ポカポカとしたあたたかみが伝わってきます。

 

春の公園の様子がだんだんに出来上がっていきました。楽しいストーリーが展開していきそうで、ワクワクします。

こちらは二枚目。夕方の空の朱赤が映えます。

かわいらしいお花とチョウチョです。春らしい暖かさが伝わってきます。絵本になったら素敵だろうな、と思いながら見ていました。

 

絵本の読み聞かせを担当された神先生もワークショップに参加しくださいました。先生の息子さんが生まれた時のお姉さんのエピソードが絵本になりました。娘さんのご結婚の折にプレゼントなさるとのこと。素敵です!

 

 

挿絵を描き終えた後、大学院生のお兄さんが、表紙に挿絵を貼りつけた、自分だけの一冊ができあがりました!

 

午後にできた作品は次回の投稿で紹介します!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」vol. 3を開催しました!(午後の部)

午後の部では、まず『イワシ大王のゆめ』(再話:チョン・ミジン、絵:イ・ジョンギュン、訳:おおたけきよみ、光村教育図書)と『しんくんとへんてこライオン』(作:長新太、小学館)のおはなしを楽しみました。そのあと、約400年から500年くらい前に描かれた昔の日本のライオン(唐獅子)やゾウの絵などを紹介し、それらをもとに弘前大学の大学院生が作成した絵巻の見本をみんなで鑑賞しました。

 

鑑賞会のあとは、午前の部と同様の絵本の挿絵か絵巻作りかのどちらかを選んで、あらかじめ用意していた絵本の表紙や絵巻の中身を描いていきました。ここでも、筆ペン二種と水筆、顔彩、水性色鉛筆、水性クレヨンを使って作業しました。やはり、作り手によってさまざまな作品ができあがっていきました。お子さまもお父さま・お母さまも熱心に作品制作をしてくださって、「今回も開催できてよかったな~」と、改めて思うと同時に安堵しました。

今年度の「poco a poco アートのたまご」の活動はこの会をもって終了となりました。今後もまた、続けていけたらいいなと思っています(続けていくつもりです!)。

 

できあがった作品は次の投稿でご紹介します!

 

 

 

できあがった絵本の挿絵は表紙の内側に貼り合わせて、絵本の形にしました!

 

 

 

 

「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」vol.3を開催しました!(午前の部)

午前の部では、まず、『ねずみのすもう』(文:神沢利子、絵:赤羽末吉、偕成社)と『やさいのおにたいじ』(作:つるたようこ、福音館書店)のおはなしを楽しんだあと、少し古い時代の本や絵巻に描かれたねずみのおはなしの挿絵を紹介しました。

今回も、ひろだい保育園の神先生に、読み聞かせをお願いしました。

 

『やさいのおにたいじ』では京野菜が大活躍するので、普段は見慣れない「堀川ごぼう」や「金時にんじん」、「こんにゃくいも」などを紹介しました。

 

このあと、絵本の挿絵を描くワークショップに移る前に、試作品を作ってもらった弘前大学の大学院生とイタリアから来ている留学生に、それぞれの挿絵を紹介してもらいました。

留学生のアレッサンドラさんが作ったヤマネコの女の子が主人公の絵本の紹介です。イタリア語で文章を読んでもらったあと、翻訳をつけて紹介しました。とても可愛らしい挿絵です!

 

いよいよワークショップのスタートです。作業に入る前に、まずあらかじめ用意しておいた絵本の表紙の中からそれぞれ一つを選んでもらい、その中身を描いていくというものになります。

挿絵に使ったのは、筆ペン二種(黒い墨液の極細サイズのものと薄墨の中サイズのもの)、水筆、顔彩、水性色鉛筆、水性クレヨンです。会場に水場が無かったため、水をたくさん使わなくても水彩画のような挿絵になる方法を考えました。同じ材料ですが、線の太さや動き、色の使い方でそれぞれにちがった味わいの作品でできあがっていきました!

絵本の表紙を選ぶ様子

 

 

 

 

 

再話:チョン・ミジン、絵:イ・ジョンギュン、訳:おおたけきよみ『イワシ大王のゆめ』光村教育図書

再話:チョン・ミジン、絵:イ・ジョンギュン、訳:おおたけきよみ『イワシ大王のゆめ』光村教育図書

 

韓国のむかしばなし絵本です。

むかしむかし、東の海に三千年いきているイワシ大王が住んでいました。ある時、大王は不思議な夢を見ました。その内容は、

「体がぴょーんと天たかくとびあがり、すぐにぽとんとおちました。それから雪がふってきたとおもったら、つぎにおひさまがてりつけ、あつくなったりさむくなったりするのです。」

というものでした。ただならぬ夢を見たと思った大王は、夢占いがよくあたることで評判のハゼに夢の意味を聞こうと思い立ちます。ハゼは、遠い西の海に住んでいます。そこで大王は、ヒラメを呼び、けわしい道のりをこえてハゼを連れてくるように命じました。

なんとかハゼを連れ帰ることができたヒラメですが、大王はハゼに夢中です。なんのねぎらいの言葉もかけられなかったヒラメは、めらめらといかりがこみ上げてきました。

 

そんな折、大王が開いた宴会で、ハゼは大王の夢を占います。

「おおっ!そのゆめは、イワシの大王さまがりゅうにおなりになるゆめでございます。」

「体がぴょーんと天たかくとびあがり、すぐにぽとんとおちたというのは、りゅうになって天空をとびまわるということ。雪がふったり、おひさまがてりつけてあつくなったりさむくなったりするのは、きせつと天気をおさめる、ふしぎなりゅうの力をあらわしているのです」

それを聞いた大王は大喜びです。

このやりとりを見ていたヒラメはたまらなくなって、大王の夢を別に解釈してみせます――

 

そんなに大きな魚ではないイワシ。よく食卓に登場するイワシ。ヒラメの解釈は思わず笑いがこみあげてくるほど、とんちがきいています。おはなしの最後に加えられた、平たく目がよっているヒラメや、腰の折れたエビなど、海の生き物と特徴的な姿形の理由の説明も興味深く、はじめからおわりまで楽しく、おもしろく展開していく絵本です!

 

海の底のようすや、さまざまな姿の魚たちを描いた挿絵は、ポップで色鮮やかで見ているだけで楽しい気分になります。細やかで色彩豊かな魚のうろこ、いろいろな曲線がかさねられた波の形がおしゃれです。海の底から笑い声が聞こえてきそうな、明るく、素敵なデザインです。

 

※この投稿の画像は、出版社の許可を得て掲載しているものです。無断転載はご遠慮ください。

 

 

 

 

 

文:蜂飼耳、絵:今井彩乃『いなかのネズミとまちのネズミ』岩崎書店

文:蜂飼耳、絵:今井彩乃『いなかのネズミとまちのネズミ』岩崎書店

 

おなじみのイソップ物語が絵本になっています。

 

いなかのネズミがまちのネズミを食事に招待しました。テーブルには、おおむぎ、こむぎ、野原の葉っぱがいっぱいに並びます。まちのネズミはちょっとかじってから言いました。「ねえ きみ。こんどはぜひぼくのところへあそびにきてください。まちにはもっといろいろなたべものがありますから。」

 

いなかのネズミがまちのネズミをたずねると、テーブルに並んでいたのは、チーズ、はちみつ、たくさんのおかし!「すごいなあ。いいなあ」いなかのネズミは驚きます。そしてチーズにかじりつこうとしたそのとき——

 

いなかとまち、それぞれの場所で繰り広げられる異なる生活。

ご馳走もいいけれど、何も恐れる必要のないのんびりとした暮らしのほうがずっとよい、いなかのネズミはそう気づいて帰っていきました。

 

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