第5回は、10月29日に開催いたします。
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今年度最初のワークショップを、9月11日(土)に開催します。親子で参加できます。
今回のテーマは、「水干絵具を使って、カラフルな絵を描こう!」です。
8月28日(土)12:00受付開始(受付はこちらから)
9月から10月にかけて予定している「日本画ワークショップ」の第一弾です。
【日本画ワークショップの開催予定】
9月11日(土) 絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ vol. 06 「水干絵具でカラフルな絵を描こう!」
9月25・26日(土・日) 「キラキラする絵 金箔と顔料で描く日本画ワークショップ」(東奥日報「こどものための文化事業助成」採択事業)
10月10日(日) 実験☆ワークショップ 「金属の性質と日本画の伝統技法を知って、星空を描こう!」
※いずれのワークショップにおきましても、感染症対策のため、マスクの着用と入り口での手指の消毒・検温にご協力ください。37.5度以上の発熱の場合は参加をお控えいただくこととなります。ご理解・ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
水干絵具(すいひえのぐ)は、古くから日本画で使われてきた絵具です。天然の土や牡蠣の殻を原材料とし、それらに染料を染めつけた微粒子で、このパウダー状の顔料を水で溶いて板状に固めた状態になっています。日本画を描く時には、この顔料を乳鉢で擦り、さらに絵具を和紙に固定する糊となる膠(にかわ)水で溶いて、練って使用します。昔ながらの伝統的な色のほか、現在では様々な色の水干絵具が作られています。
このワークショップでは、板状/粉状の絵具を細かく擦って、溶いて、練って、自分だけの色を作ります。これは、普段の絵画制作ではなかなか味わうことのできない、まるで本当に絵師になったかのような気分になる作業です。ここでは、好みの色を何色か作り、それらを組み合わせてパネルに貼った和紙に絵を描いていきます。昔ながらの日本画に挑戦するのはもちろん、色彩の組み合わせを自由に楽しみながら現代風にアレンジした制作もできます。
会場は弘前大学教育学部棟4階の「美術制作室」です。駐車場あります。
ぜひ、お気軽にご参加ください!
できあがった作品は、10月1日〜3日に「ギャラリーまんなか」で予定している、作品展に展示します(希望者のみ)!学校などの壁に貼り付けていくのとは違う、少し本格的な展示になります。
第5回 9月22日(水)10:30-11:15 ピアノ(宮本香織)=>10月29日(金)に延期 しました
第6回 11月29日(月)10:30-11:15 フルート(工藤千尋)&ピアノ(宮本香織)
第7回 2月11日(金・祝)10:30-11:15 ピアノ(宮本香織)=>3月30日(水)に再延期しました
第8回 3月13日(日)14:00-15:00 フルート四重奏(工藤千尋、竹澤聡子、野崎琴美、秋野友香)=>3月31日(木)に延期しました
入場料:当日、受付にてお支払い下さい。
第5,6,7回は大人(18歳以上)500円
第8回は大人(18歳以上)1000円
皆さまのご来場をお待ちしています!
1.ベートーヴェン:6つのメヌエット WoO. 10より 第2番 ト長調
2.ブラームス:ハンガリー舞曲 第5番
3.湯山昭《お菓子の世界》より〈金平糖〉と〈プリン〉
4.ドビュッシー《喜びの島 L’ Isle joyeuse》
ピアノ独奏は、宮本香織さんです。
今回のテーマは、当日会場にて発表いたします。
なお、第3回と第4回の曲目・お話の内容は同じです。どうかご了承下さい。
※すでに満席のご予約を頂いています。たくさんのお申込をありがとうございました。次回は、2021年秋以降を予定しています。
2月12日から14日にかけて、「ギャラリーまんなか」(弘南鉄道大鰐線中央弘前駅構内)にて、はじめての作品展を開催しました!2020年度の「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」で制作された作品の展示です。自分の作った作品が「アート」として鑑賞される体験・空間を創出するプロジェクトです。ギャラリーという、学校やスーパーなどの日常的な空間とは異なる場所に作品を展示すること、あるいはそうした場所で作品を見ることを経験し、「アート」に触れるワクワク感・高揚感を感じていただけたらなと思っています。
小さな試みでしたが、特に最終日には予想以上のお客さまに足を運んでいただきました!
展示の準備は、弘前大学教育学部美術教育講座の蝦名敦子先生、そして、今年度弘前大学に入学した1年生たち(人文社会科学部・教育学部・農学生命科学部)に協力していただきました。慣れない展示作業でしたが、作品の配置・設置方法・ライティングなどを勉強しつつ、より良い展示を目指しました。
展示中は、アップルウェーブのインスタライブがあったり、その他にも東奥日報さんに取材していただいたりと、取り上げていただけてありがたかったです。
偶然にも、中央弘前駅構内で行われていた「おおわにらんたんアート」の展示とも重なり、夜には少し幻想的な光景が広がりました。
ワークショップ後のアンケートでは、このような展示の機会があったらいいなという声をほぼ100%の方からいただきました。今後も、このような展示を、ブラッシュアップしながら、展開していきたいと考えています!
やや遅れての報告となりますが、1月23日に「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」vol. 5を開催しました。今回は、20世紀の画家パウル・クレーが考案した油彩転写法という技法を使った作品づくりがテーマです。3才のお子さまから小学校6年生まで、幅広い年齢層の子どもたちと保護者の方々が、それぞれに楽しんで制作していました。
・まずは、転写紙を油絵具で作っていきます。
・画用紙に塗った油絵具は30分ほどで乾燥します!その間に、どんな線画を描こうかと考えなら、下絵を描いていきます。
・下絵ができたら、下から、制作用の水彩紙→油絵具を塗った面を下にした転写紙→下絵の順に重ねて、マスキングテープで固定し、下絵の線をボールペンやその他の尖ったものでなぞります。
・水彩紙に油絵具の線画が転写されます!
・線の上から、透明水彩絵具で色をつけていきます。線は油絵具なので、上から水をかけても滲みません。透過性のある水彩絵具を使って、線を意識しながら色付けしていきます。
初めて絵具を使ったお子さまや、ワークショップ後にお家で絵具遊びを楽しむようになったというお子さまもいらっしゃいました!
ご家族やお友達と一緒に参加して、楽しく、作品づくりをすることができました☆
1月のワークショップでは、「油画転写法」による素敵な作品がたくさん生まれました。今回の作品展では、親子で取り組んだ成果を弘前中央駅構内「ギャラリーまんなか」で展示します。
会期は3日間、展示作品は27点と、12月のオンライン・ワークショップの作品によるパネル1枚です。
まず、それぞれの作品にフレームを付けます。厚紙を寸法に合わせて裁断、作品の大きさに切り抜きます。フレームは、オフホワイトとスノーホワイトの2種類から、作品に合う方を。
作品は「水彩紙」という厚手の画用紙に描かれています。少し反ってしまったので、裏から薄く水を引いて、ベニヤ板に挟んでまっすぐにします。
フレームを作品に載せ、さらに厚紙で裏打ち。簡便なものですが、額縁がついたようです!
作品名と作者名のプレートも作ります。印刷したものをボードに貼って、切り分け。なんと、英語タイトルも。カッターナイフでまっすぐ切るのは緊張します。
展示方法と作品の配置を考えます。スタッフ同士、白熱する議論!
準備万端、あとは会場で。
「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ 作品展」をお楽しみに!
※作品展の制作に当たって、弘前大学教育学部美術教育講座の石川善朗先生、佐藤光輝先生、冨田晃先生、塚本悦雄先生にはたくさん助けて頂きました。本当にありがとうございました!
2月12日(金)〜14(日)に、今年度の「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」でできた作品の展覧会を開催します!11月のオンラインワークショップで子どもたちが考えた「ひろさきのオリジナルキャラクター」と1月のワークショップで制作した油彩転写と透明水彩絵具による絵画作品を展示します。
▽開催日時 2021年2月12日(金)〜14日(日)
▽時間 11:00-19:00
▽ところ ギャラリーまんなか(弘南鉄道大鰐線中央弘前駅構内)
※駐車場はございません。お車でお越しの場合は、近隣のコインパーキングなどをご利用ください。
みんなのコンサート 第3回・第4回
とき:2021年3月14日(日)/18日(木)10:30~11:00(10:00開場)
ところ:ヒロロ 4階 弘前市民文化交流館ホール
出演:宮本香織(ピアノ独奏)、朝山奈津子(司会、お話)
プログラムは両日とも同じです。
入場無料。
満席となりました。たくさんのお申込をありがとうございました。
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去る2020年12月18日(金)、ヒロロ4階の市民文化交流館ホールにて、宮本香織さんのピアノ演奏による「みんなのコンサート」第2回を開催いたしました。
防疫のため、300名収容の会場に45名様限定として、早々に満席のご予約をいただきました。
グランドピアノをフロア中央に置き、取り囲むように客席を配置してみました。ステージ上のピアニスト 対 客席の聴衆、ではなく、同じフロアでの一体感を演出できたでしょうか。
プログラムのテーマは、「音階」です。
「音階」は、隣り合う音を一方向に順番に鳴らしてゆくピアノ演奏の基本です。基礎練習として重要なだけでなく、旋律の一部としてもたいへんよく登場します。
そこで、華麗な音階が登場する曲を集めました。
1.モーツァルト:ピアノソナタ第16番第1楽章
始まってすぐに上がったり下がったり転がるような音階が出てきます。同じものが高さを変えて、後半にもう一度。
2.ブルクミュラー:《真珠》(『18の個性的な練習曲』より)
タイトルの「真珠」は、宝石の種類だけでなく、華麗なピアノ演奏を誉めるときの「真珠の粒のような」という慣用表現を指していると思われます。全体に音階がちりばめられています。
3.ショパン:「子犬のワルツ」
初心者から世界的な大ピアニストまで、もしかすると最も多くのピアニストに演奏されたショパン作品かも知れません。随所に行きつ戻りつする音階が挟まれ、曲の締めくくりには鍵盤いっぱいに駆け下りてくる音階が登場します。
4.サン=サーンス:《動物の謝肉祭》より
もとはオーケストラのための作品ですが、ピアノも楽団に含まれていて、舞台上のすみっこに置かれるのが普通です。幕開け《ライオンの行進》もピアノのファンファーレで始まります。今回はピアノ独奏版を聴いていただきました。
続いては《亀》。歩みの遅い亀が一生懸命に前へ進もうとしている様子が、なんと、ものすごくゆっくりとした《天国と地獄》(運動会の徒競走などでよく使われていますね)の旋律で表現されています。
さて、動物たちに交じって《ピアニスト》も出てきます。なにやら音階のような同じ音型を繰り返し練習しているようです。この曲は敢えて「下手に」弾かなくてはならないのですが、ピアニストにとって音階を不揃いに演奏するのはなかなか難しそう。
最後は、誰もがよく知る《白鳥》で優美に締め括りました。
5.ドビュッシー:《子供のために》より〈プレリュード〉
音階は、一音につき1本の指で順に鍵盤を押さえて弾くのが普通ですが、この作品では音階の究極の形態とも言うべき「グリッサンド」が使われます。指4本をそろえて関節側で鍵盤を押して進む奏法で、ピアニストにとっては、ちょっと手の痛い荒技です。しかし、その華麗さは一度聴くと忘れられません。
会場では、ご家族に寄り添ってのんびり過ごすお子さんや、音楽に合わせて身体を動かしたり少し歩いてみたりするお子さんもいらっしゃいました。皆さまに穏やかな気持ちでピアノを聴いていただけるように、今後とも工夫して参ります。
またのご来場を心よりお待ちしています!
※なお、本公演の様子が弘前市の制作するテレビ広報「元気!弘前」(1月30日)にて放映されました。ご来場の皆様には、撮影にご協力いただきありがとうございました。