はじめてのピアノの発表会をむかえたももちゃん。むねがどきどきします。 「だいじょうぶ だいじょうぶ」と心の中で繰り返すももちゃん。 そのとき足もとで、「だいじょうぶ だいじょうぶ」とささやく小 …
Category: 絵本の紹介
手島圭三郎『しまふくろうとふゆのつき』絵本塾出版
月に照らされた雪原としまふくろうの勇壮な姿―― 凍てついた大地とそこにすむ動物たちの生き様が、短くも雄弁な言葉で語られていきます。 つがいのしまふくろうの後ろ姿があたたかな余韻を残します。 & …
作・絵:こうのあおい『ふゆ』アノニマ・スタジオ
今年もひらひらと雪が舞い降りてくる季節になりました。 静かに雪が降り積もっていく森の様子がシンプルでスマートな色とフォルムで描かれています。 葉っぱの落ちた木、雪に残る動物の足跡・・・単純であ …
絵・文:クリス・ヴァン・オールズバーグ、訳:村上春樹『急行「北極号」』あすなろ書房
クリスマス・イブの夜中、少年はベッドのなかで、サンタのそりの鈴の音が聞こえてくるのをじっと待っていました。ところが、夜が更けて聞こえてきたのは、しゅうっという蒸気の音と金属のきしむ音だったのです。少年の家の …
作:レオ=レオニ、訳:谷川俊太郎『うさぎをつくろう ほんものになったうさぎのはなし』好学社
鉛筆が描いたうさぎとハサミが紙を切り抜いて作ったうさぎ。 出会った二匹はすぐに仲良くなります。そしてたちまちお腹がぺこぺこに。 するとそこに大きなにんじんが現われます。このにんじんには影があってーー &nb …
再話:エステル・ブライヤー/ジャニィ・ニコル、訳:おびかゆうこ、絵:こみねゆら『もみの木のねがい』福音館書店
大きな森にたつ小さなもみの木は、自分の葉っぱが針みたいにちくちく尖っていることが悲しくて大粒の涙をこぼします。そこに妖精が現れて、もみの木の願いを聞き出します。「わたしがねがいをかなえてあげるわ!」と言うと …
文:パトリシア・トート、絵:ジャーヴィス、訳:なかがわちひろ『クリスマスツリーをかざろう』BL出版
本物のもみの木をクリスマスツリーにして飾る習慣のある地域では、もみの木選びが最初の作業となります。 家族でもみの木市に出かけて、ツリーを選んで、親しい友人とともに飾りつけをしていく楽しさが、色 …