Tag: 絵本と絵画の鑑賞会

作:マリー・ホール・エッツ&アウロラ・ラバスティダ、画:マリー・ホール・エッツ、訳:田辺五十鈴『セシのポサダの日 クリスマスまであと九日』冨山房

    クリスマスが近づいてきました。   メキシコでは、クリスマス前の九日間、毎晩どこかの家で「ポサダ」と呼ばれるパーティーが開かれるそうです。そこでは、ピニャタという、中に粘土でできた壺 …

Continue reading

文:ルース・クラウス、絵:マーク・シーモント、訳:きじまはじめ『はなをくんくん』福音館書店

  今日の弘前、岩木山の麓のほうでは、もう雪が地面を白くし始めました。     白い雪がしんしんと降り積もる森の中では、動物たちがそれぞれに冬眠をしています。 のねずみも、くまも、かたつむり …

Continue reading

手島圭三郎『しまふくろうとふゆのつき』絵本塾出版

    月に照らされた雪原としまふくろうの勇壮な姿―― 凍てついた大地とそこにすむ動物たちの生き様が、短くも雄弁な言葉で語られていきます。 つがいのしまふくろうの後ろ姿があたたかな余韻を残します。 & …

Continue reading

作・絵:こうのあおい『ふゆ』アノニマ・スタジオ

  今年もひらひらと雪が舞い降りてくる季節になりました。   静かに雪が降り積もっていく森の様子がシンプルでスマートな色とフォルムで描かれています。 葉っぱの落ちた木、雪に残る動物の足跡・・・単純であ …

Continue reading

絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ(12月15日) 参加受付中です!

※午前の部、午後の部ともに定員に達しましたので、申込を締め切らせて頂きます。たくさんのお申込をありがとうございます。 poco a poco アートのたまご 企画第一弾(「弘前市市民参加型まちづくり1%活用システム」対象 …

Continue reading

絵・文:クリス・ヴァン・オールズバーグ、訳:村上春樹『急行「北極号」』あすなろ書房

  クリスマス・イブの夜中、少年はベッドのなかで、サンタのそりの鈴の音が聞こえてくるのをじっと待っていました。ところが、夜が更けて聞こえてきたのは、しゅうっという蒸気の音と金属のきしむ音だったのです。少年の家の …

Continue reading

作:ウンベルト・エーコ、絵:エウジェニオ・カルミ、訳:海都洋子『火星にいった3人の宇宙飛行士』六耀社

      むかしむかし、宇宙のまんなかに地球という星と火星という星がありました。 地球に住む人々は火星に行ってみたいと思っていました。でも遠すぎました。 しかし時が経つと、人々は火星に行く …

Continue reading

作:レオ=レオニ、訳:谷川俊太郎『うさぎをつくろう ほんものになったうさぎのはなし』好学社

  鉛筆が描いたうさぎとハサミが紙を切り抜いて作ったうさぎ。 出会った二匹はすぐに仲良くなります。そしてたちまちお腹がぺこぺこに。 するとそこに大きなにんじんが現われます。このにんじんには影があってーー &nb …

Continue reading

再話:エステル・ブライヤー/ジャニィ・ニコル、訳:おびかゆうこ、絵:こみねゆら『もみの木のねがい』福音館書店

  大きな森にたつ小さなもみの木は、自分の葉っぱが針みたいにちくちく尖っていることが悲しくて大粒の涙をこぼします。そこに妖精が現れて、もみの木の願いを聞き出します。「わたしがねがいをかなえてあげるわ!」と言うと …

Continue reading

文:パトリシア・トート、絵:ジャーヴィス、訳:なかがわちひろ『クリスマスツリーをかざろう』BL出版

  本物のもみの木をクリスマスツリーにして飾る習慣のある地域では、もみの木選びが最初の作業となります。   家族でもみの木市に出かけて、ツリーを選んで、親しい友人とともに飾りつけをしていく楽しさが、色 …

Continue reading