ワークショップでできあがった作品を紹介します。
午前中は幼稚園・保育園~小学校低学年のお子さまが中心でした。
午後にできた作品は次回の投稿で紹介します!
ワークショップでできあがった作品を紹介します。
午前中は幼稚園・保育園~小学校低学年のお子さまが中心でした。
午後にできた作品は次回の投稿で紹介します!
午後の部では、まず『イワシ大王のゆめ』(再話:チョン・ミジン、絵:イ・ジョンギュン、訳:おおたけきよみ、光村教育図書)と『しんくんとへんてこライオン』(作:長新太、小学館)のおはなしを楽しみました。そのあと、約400年から500年くらい前に描かれた昔の日本のライオン(唐獅子)やゾウの絵などを紹介し、それらをもとに弘前大学の大学院生が作成した絵巻の見本をみんなで鑑賞しました。
鑑賞会のあとは、午前の部と同様の絵本の挿絵か絵巻作りかのどちらかを選んで、あらかじめ用意していた絵本の表紙や絵巻の中身を描いていきました。ここでも、筆ペン二種と水筆、顔彩、水性色鉛筆、水性クレヨンを使って作業しました。やはり、作り手によってさまざまな作品ができあがっていきました。お子さまもお父さま・お母さまも熱心に作品制作をしてくださって、「今回も開催できてよかったな~」と、改めて思うと同時に安堵しました。
今年度の「poco a poco アートのたまご」の活動はこの会をもって終了となりました。今後もまた、続けていけたらいいなと思っています(続けていくつもりです!)。
できあがった作品は次の投稿でご紹介します!
午前の部では、まず、『ねずみのすもう』(文:神沢利子、絵:赤羽末吉、偕成社)と『やさいのおにたいじ』(作:つるたようこ、福音館書店)のおはなしを楽しんだあと、少し古い時代の本や絵巻に描かれたねずみのおはなしの挿絵を紹介しました。
このあと、絵本の挿絵を描くワークショップに移る前に、試作品を作ってもらった弘前大学の大学院生とイタリアから来ている留学生に、それぞれの挿絵を紹介してもらいました。
いよいよワークショップのスタートです。作業に入る前に、まずあらかじめ用意しておいた絵本の表紙の中からそれぞれ一つを選んでもらい、その中身を描いていくというものになります。
挿絵に使ったのは、筆ペン二種(黒い墨液の極細サイズのものと薄墨の中サイズのもの)、水筆、顔彩、水性色鉛筆、水性クレヨンです。会場に水場が無かったため、水をたくさん使わなくても水彩画のような挿絵になる方法を考えました。同じ材料ですが、線の太さや動き、色の使い方でそれぞれにちがった味わいの作品でできあがっていきました!
韓国のむかしばなし絵本です。
むかしむかし、東の海に三千年いきているイワシ大王が住んでいました。ある時、大王は不思議な夢を見ました。その内容は、
「体がぴょーんと天たかくとびあがり、すぐにぽとんとおちました。それから雪がふってきたとおもったら、つぎにおひさまがてりつけ、あつくなったりさむくなったりするのです。」
というものでした。ただならぬ夢を見たと思った大王は、夢占いがよくあたることで評判のハゼに夢の意味を聞こうと思い立ちます。ハゼは、遠い西の海に住んでいます。そこで大王は、ヒラメを呼び、けわしい道のりをこえてハゼを連れてくるように命じました。
なんとかハゼを連れ帰ることができたヒラメですが、大王はハゼに夢中です。なんのねぎらいの言葉もかけられなかったヒラメは、めらめらといかりがこみ上げてきました。
そんな折、大王が開いた宴会で、ハゼは大王の夢を占います。
「おおっ!そのゆめは、イワシの大王さまがりゅうにおなりになるゆめでございます。」
「体がぴょーんと天たかくとびあがり、すぐにぽとんとおちたというのは、りゅうになって天空をとびまわるということ。雪がふったり、おひさまがてりつけてあつくなったりさむくなったりするのは、きせつと天気をおさめる、ふしぎなりゅうの力をあらわしているのです」
それを聞いた大王は大喜びです。
このやりとりを見ていたヒラメはたまらなくなって、大王の夢を別に解釈してみせます――
そんなに大きな魚ではないイワシ。よく食卓に登場するイワシ。ヒラメの解釈は思わず笑いがこみあげてくるほど、とんちがきいています。おはなしの最後に加えられた、平たく目がよっているヒラメや、腰の折れたエビなど、海の生き物と特徴的な姿形の理由の説明も興味深く、はじめからおわりまで楽しく、おもしろく展開していく絵本です!
海の底のようすや、さまざまな姿の魚たちを描いた挿絵は、ポップで色鮮やかで見ているだけで楽しい気分になります。細やかで色彩豊かな魚のうろこ、いろいろな曲線がかさねられた波の形がおしゃれです。海の底から笑い声が聞こえてきそうな、明るく、素敵なデザインです。
※この投稿の画像は、出版社の許可を得て掲載しているものです。無断転載はご遠慮ください。
おなじみのイソップ物語が絵本になっています。
いなかのネズミがまちのネズミを食事に招待しました。テーブルには、おおむぎ、こむぎ、野原の葉っぱがいっぱいに並びます。まちのネズミはちょっとかじってから言いました。「ねえ きみ。こんどはぜひぼくのところへあそびにきてください。まちにはもっといろいろなたべものがありますから。」
いなかのネズミがまちのネズミをたずねると、テーブルに並んでいたのは、チーズ、はちみつ、たくさんのおかし!「すごいなあ。いいなあ」いなかのネズミは驚きます。そしてチーズにかじりつこうとしたそのとき——
いなかとまち、それぞれの場所で繰り広げられる異なる生活。
ご馳走もいいけれど、何も恐れる必要のないのんびりとした暮らしのほうがずっとよい、いなかのネズミはそう気づいて帰っていきました。
※この投稿の画像は、出版社の許可を得て掲載しているものです。無断転載はご遠慮ください。
2月13日(木)、ヒロロ4階ホールにて、11:00に開演、1時間ほどのコンサートを行いました。
30席の倚子と12畳分のマット席がいっぱいになるほどのお客様にお越し頂きました。また、ベビーカーで来てくださった方もありました。ピアニストは、宮本香織さん。アメリカ、イギリス、ポーランド、フランスの国歌と、それらを編曲した作曲家の作品を合わせて6曲、演奏しました。こんなに和やかな雰囲気で演奏したのは初めて、とのこと。元気のいっぱいの小さなお客様はもちろん、子育てを終わった世代の方も多くご来場くださいました。
曲の合間に、作品や作曲家についてご紹介。(演奏の時間より長かったかも…)全体は大人の方に向けた解説としてお話いたしました。
コンサートのあいだ、大人の方に寛いでいただけるよう、また小さなお客様にも楽しんで頂けるように、弘前大学教育学部で音楽の教員を目指す学生が会場内でスタッフとしてお手伝いしました。
鳴り響く楽器と同じ空間で、音と振動を分かち合っていただきたい、という願いを込めて開催いたしました。多くのお客様に聴いていただき、ありがとうございました。終演後にはアンケートを通じて、たくさんのご意見を頂きました。次年度に向けてまた、楽しい音楽会を企画いたします。今後ともぜひ、ご注目ください。
むかし、たいそうびんぼうなじいさんとばあさんがおりました。―
ある日、山に柴刈りに出かけたおじいさんは、かわいい掛け声を耳にします。
「でんかしょ でんかしょ」
不思議におもったおじいさんがそっと覗いてみると、ひょろひょろのねずみとでっぷりふとったねずみが相撲をとっています。なんと、やせたねずみはおじいさんの家に住み着いていたねずみでした🐁
そのやせねずみの弱いこと!
かわいそうに思ったおじいさんは、家に帰るとおばあさんに話しました。
「うちのねずみがかわいそうだから、もちでもついてちからをつけてやりたいのう。」
おばあさんも賛同して、二人はついたお餅を丸めて、戸棚にいれておくことにしました。
おもちを見つけたやせねずみ―その後の展開は?
最後まで楽しいお話しです。
やせたねずみとふとったねずみのコミカルな表情、お餅をはさんで仲の良い様子がうかがえます。用意された赤い布のふんどしの流れるような描写が画面に心地よいアクセントをつけて、全体が華やいで見えます。
かぜがびゅうびゅうびょうびょうふきぬけるー
「だってオオカミがかけまわっているから」
身のまわりでひびく音、日々の生活で生じる出来事・・・その原因が動物だったら?
いろいろな動物がいろいろな事柄の原因になって登場します。
自然現象や日常の出来事についての壮大で愉快な解釈がおもしろい!
ミロコマチコの壮大なスケールの挿絵から目が離せません。
※この投稿の画像は、出版社の許可を得て掲載しているものです。無断転載はご遠慮ください。
午後のワークショップでできあがった作品です。
保護者の方々の作品も見応えあります。
本当にすてきな、たくさんの作品が出来上がりました!
午前の墨絵から
ほかにもまだまだ、おもしろい作品ができました!
午後の作品は次の投稿で。