Jupyter Notebook の利用法

HEROIC 2021 での Jupyter Notebook の利用方法について,弘大 JupyterHub における「Python 3」の利用を例に説明します。

 

弘大 JupyterHub で Jupyter Notebook

弘大 JupyterHub」(ひろだいじゅぴたーはぶ)サーバの運用を開始しました。以下のリンクをクリックして,Hiroin ID とパスワードでログインします。

弘大 JupyterHub は学内からはもちろん,学外(日本国内に限る)からもログインできます。自宅での学習・研究の際にもご利用いただけます。

ログインすると,以下のような表示になります。これが JupyterHub のホームページです。(表示されるリストは例です。すでにいろいろなファイルを作成していると,それらがここに表示されます。)

新規に「Python 3」の Notebook を作成する場合は,「新規」をクリックして「Python 3」を選択します。

コード「セル」に計算したい式「1 + 2」を入力して,「▶︎ Run」をクリックすると… (ショートカットの「▶︎ Run」の代わりに,Shift キーを押しながら Enter キーを押してもいいです。)

セルの内容が実行され,結果が表示されます。

利用できる Jupyter Kernel

利用可能な Jupyter Kernel は以下の通りです。

Jupyter Notebook の利用例

メニューの「Jupyter Notebook の利用法」にマウスをもってくると,プルダウンメニューとして,以下のようなページがあります。いずれも,Jupyter Notebook で作成したものです。

 

参考:弘大 JupyterHub における「端末」の利用

一旦ログインすれば,以下のように JupyterHub のホームページの「新規」から「端末」を選び…

Web ブラウザのページのなかにできた「端末」画面で,以下のように,伝統的な端末での作業を行うことも可能です。(JupyterHub は Ubuntu です。多少日本語フォントの上が切れていたりしますが,ご了承願います。)

また,macOS の Safari では「端末」へのキーボードからの入力ができないようです(リターンキーのみはできる)。Microsoft Edge や Firefox など,Safari 以外の Web ブラウザをインストールして JupyterHub の「端末」を試してみてください。

 

参考:弘大 JupyterHub におけるテキストエディタの利用

(Jupyter Notebook ではなく)「端末」でテキストファイルを作成したい場合は,vimnano といった伝統的なエディタが利用できますが,以下のように JupyterHub のホームページで「新規」から「テキストファイル」を選ぶと,シンプルなスクリーンエディタが使えます。

参考:typist – 弘大 JupyterHub でタッチタイピングの練習

コンピュータ上達の基本は,タッチタイピングです。思考を妨げないスピードでタッチタイプできれば,学習も研究も上達間違いなし!
  1. 弘大 JupyterHub にログインします。
  2. JupyterHub の Home Page のメニュー右端の「新規」から「端末」を選択します。
  3. 端末」の画面がでますので,(マウスでクリックしてアクティブ状態にして)typist と打ってエンターキーを押してください。
  4. (多少日本語フォント部分の上が切れていて見にくいかもしれませんが)t1 などと打ってレッスンを開始してください。
  5. 「端末」のフォントが小さくて見にくいなら,Web ブラウザのズーム機能(コントロールキーを押しながら +, または – キー)で見やすいようにしてください。
  6. コースを一つ終えたら,終了するとき,ウインドウをクローズなどしてはダメですよ。
    (終了 = 改行)というプロンプトに従って,改行つまりエンターキー(またはリターンキーとも)を押して終了してください。そうしないと,せっかくのレッスン終了成果が保存されないことになるかも。
  7. コンピュータを使う授業の最初で,a コースあるいは t コース制覇をしておくと効果的です。学生の自発的な自習もいいですし,また最初に授業担当教員から t コース制覇を課題として出すのもよろしいかと思います。

HEROIC 2021 では,PC 実習室の Windows, macOS, Ubuntu すべてにタッチタイピング練習ソフト typist をインストールしています。弘大 JupyterHub なら,実習室に行かなくても,Web ブラウザがあればどこからでも typist で練習できますよ。

 

参考:弘大 JupyterHub でプログラムをコンパイル・実行

いったん弘大 JupyterHub にログインすれば,「テキストエディタ」を使ってプログラム文を書いたり,コンパイルしたり,実行したりできます。以下の記事をご覧ください。