弘大 JupyterHub でプログラムをコンパイル・実行

いったん弘大 JupyterHub にログインすれば,「テキストエディタ」を使ってプログラム文を書いたり,コンパイルしたり,実行したりできます。

「新規」から「テキストファイル」を選択

JupyterHub のホームの右上の「新規」から「テキストファイル」を選択します。

 

プログラム文の打ち込み

ここにプログラム文を書きます。ここでは,以下のプログラムをコピペしてください。

program engelread
  implicit none
  real :: spending, food, eng
  print *, "消費支出? "
  read *, spending
  print *, "飲食費? "
  read *, food
  eng = food*100/spending
  print *, "エンゲル係数は", eng
end program engelread

コピペした直後の画面

 

「ファイル」から「リネーム」

「ファイル」メニューから「リネーム」を選択し,以下のように engelread.f95 を名前をつけ,「ファイル」から「保存」を選択してこのファイルを保存します。

 

「ファイル」から「保存」

拡張子をつけてファイルを保存すると,プログラム文に色がつきます。

 

「新規」から「端末」を選択

JupyterHub のホームに戻り,右上の「新規」から「端末」を選択します。

コマンドラインの利用

以下のようにコマンドラインにコマンドを打ち込んで,コンパイル・実行します。

注意:コンパイルコマンドを打ち込む前に,ソースファイル(以下の場合は engelread.f95)が保存されているフォルダ(ディレクトリ)に移動していること,つまりカレントディレクトリにソースファイルがあることを確認してください。必要なら例えば cd ~/Fortran などとしてソースファイルがあるディレクトリに移動してから,以下のようなコンパイルコマンドを実行してください。

cd ~/Fortran
ls engelread.f95
gfortran-o engelread engelread.f95
./engelread

 

参考:「端末」で使えるコマンド達

「端末」は通常の Ubuntu の端末ですから,

ls  cp  mv  rm  mkdir

といった一連のコマンドが使えますし,テキストエディタとして vimnanomicro も使えます。

vim

HEROIC 2021 では,システムワイドな設定ファイル /etc/vim/vimrc.local で若干カスタマイズしています。

nano

 

micro

その他

このページで例示した gfortran のほか,gcc, g++ も使えますし,TeX Live もフルセットでインストールしていますので,コマンドラインで使えます。

ですので,(話はそれますが)学内からであれば ssh で接続できますから,手元のパソコンの Visual Studio Code に Remote Development 拡張機能をインストールすれば,手元のパソコンに GCC や TeX Live をインストールしてなくても,リモートの弘大 JupyterHub のファイルを手元のパソコンの Visual Studio Code で直接編集してコンパイル・実行ができます。「visual studio code ssh」などで検索してみてください。