Tag: 絵本

たなか鮎子『クリスマスマーケットのふしぎなよる』講談社

  ドイツのクリスマスマーケットを思わせる絵本です。   ヨハンがはじめてクリスマスマーケットのでかけた日のふしぎな出来事―― クリスマスマーケットにはたくさんのお見せが並んでいます。 ガラスでできた …

Continue reading

詩:クレメント・ムア、絵:ターシャ・テューダー、訳:中村妙子『クリスマスのまえのばん』偕成社

    「クリスマスのまえのばん」、ひっそりと静まり返った家の中で、とうさんは外でカタカタという物音がすることに気づきます。むっくりと起き上ったとうさんが、窓をあけて目にしたのは、八頭のトナカイのひく …

Continue reading

文・絵:マレーク・ベロニカ、訳:羽仁協子『ブルンミとゆきだるま』風濤社

    元気な女の子アンニパンニとクマのぬいぐるみブルンミのお話の中の一冊。 冬の朝、窓の外を眺めて雪が降っているのを見た二人は、大喜びで外に出かけます。 降り積もった白い雪の上でそりを滑らせたり、雪 …

Continue reading

作・絵:しまだともみ『イーラちゃんとあめふりピアノ』偕成社

    げんきいっぱいなイーラちゃんの絵本シリーズのなかの一冊。   本当はとってもピアノの上手なイーラちゃん。 ある日、ショパンの難しい曲を弾いていると、そこに一匹の大きなカエルが現われま …

Continue reading

再話:松居直、画:赤羽末吉『だいくとおにろく』福音館書店

  流れのはやい川に橋を架けるよう村人に頼まれた大工―― 川のほとりにやってきた彼は、水の流れを眺めながらどうしたものかと思案します。 その時、ぶくぶくと泡がたちはじめた流れの中からいきなり現れたのは、大きな鬼 …

Continue reading

作:デイビッド・リッチフィールド、訳:俵万智『クマと森のピアノ』ポプラ社

  ある日、こぐまのブラウンは、森の中で「へんなもの」に出会います。 美しい音の出るそれは、一台のピアノでした。   この音の出るものに心惹かれたブラウンは、来る日も来る日も鍵盤を鳴らしにやってきまし …

Continue reading

作・絵 みやこしあきこ『ピアノはっぴょうかい』ブロンズ新社

    はじめてのピアノの発表会をむかえたももちゃん。むねがどきどきします。 「だいじょうぶ だいじょうぶ」と心の中で繰り返すももちゃん。 そのとき足もとで、「だいじょうぶ だいじょうぶ」とささやく小 …

Continue reading

作:マリー・ホール・エッツ&アウロラ・ラバスティダ、画:マリー・ホール・エッツ、訳:田辺五十鈴『セシのポサダの日 クリスマスまであと九日』冨山房

    クリスマスが近づいてきました。   メキシコでは、クリスマス前の九日間、毎晩どこかの家で「ポサダ」と呼ばれるパーティーが開かれるそうです。そこでは、ピニャタという、中に粘土でできた壺 …

Continue reading

文:ルース・クラウス、絵:マーク・シーモント、訳:きじまはじめ『はなをくんくん』福音館書店

  今日の弘前、岩木山の麓のほうでは、もう雪が地面を白くし始めました。     白い雪がしんしんと降り積もる森の中では、動物たちがそれぞれに冬眠をしています。 のねずみも、くまも、かたつむり …

Continue reading

手島圭三郎『しまふくろうとふゆのつき』絵本塾出版

    月に照らされた雪原としまふくろうの勇壮な姿―― 凍てついた大地とそこにすむ動物たちの生き様が、短くも雄弁な言葉で語られていきます。 つがいのしまふくろうの後ろ姿があたたかな余韻を残します。 & …

Continue reading