先日の「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」の記事が陸奥新報(2019, 12, 20)に掲載されました!
おはなし会で読み聞かせをしてくださった神先生のお写真付きです。
先生のおはなしに熱心に耳をかたむけて聞いている子どもたちの後ろ姿が印象的です。
神先生、ありがとうございました!!!
(記事は陸奥新報社様より、本ウェブサイトのために許諾を得て掲載しています。転載、記事画像への直接リンクは固くお断りいたします。)
先日の「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」の記事が陸奥新報(2019, 12, 20)に掲載されました!
おはなし会で読み聞かせをしてくださった神先生のお写真付きです。
先生のおはなしに熱心に耳をかたむけて聞いている子どもたちの後ろ姿が印象的です。
神先生、ありがとうございました!!!
(記事は陸奥新報社様より、本ウェブサイトのために許諾を得て掲載しています。転載、記事画像への直接リンクは固くお断りいたします。)
ドイツのクリスマスマーケットを思わせる絵本です。
ヨハンがはじめてクリスマスマーケットのでかけた日のふしぎな出来事――
クリスマスマーケットにはたくさんのお見せが並んでいます。
ガラスでできたオーナメントのお店、カッコウ時計のお店、ジンジャークッキーのお店・・・
そんななかヨハンの耳にひそひそと話す声が聞こえてきました。話していたのは、くるみ割り人形と金色にかがやくお星さま。このお星さま、北風に吹かれて、マーケットの大きなツリーのてっぺんから落っこちてしまったのです。ヨハンはお星さまをもといた場所に戻すお手伝いを買って出ます。
マーケットに立つ時計台の王様の知恵と、それぞれのお店にならぶガラスの天使や時計の鳥、ジンジャークッキーのお人形たちの手助けで、ヨハンはクリスマスツリーのてっぺんにお星さまを戻そうと奮闘します。ツリーのてっぺんにたどりつきそうになった時、そこにいたのは北風でした。・・・
このあとに続く北風とヨハンの対話に注目です。
雪降るクリスマスマーケットを照らすお店のあかり、きらきらと光るクリスマスツリーのオーナメント・・・可愛らしくも大胆で、おしゃれな挿絵が、ヨーロッパのクリスマスの風景をあざやかに描き出しています。
ヨーロッパにのこるさまざまな童話や寓話のエッセンスが詰まった一冊。
「クリスマスのまえのばん」、ひっそりと静まり返った家の中で、とうさんは外でカタカタという物音がすることに気づきます。むっくりと起き上ったとうさんが、窓をあけて目にしたのは、八頭のトナカイのひく橇に乗ったサンタクロース!このこがらなおじいさんは、こどもたちが眠るとうさんの家に到着すると屋根の上に降り立ちます。
―ドシン!
煙突を抜けて暖炉にいせいよく飛び出して来たのは、ほかならぬこのサンタクロースでした。・・・
多くの人が思い描くクリスマスイブのサンタクロースのイメージは、1823年にクレメント・ムアがしたためたこの詩に遡るそうです。
19世紀の理想的家族のすがたを想起させるターシャ・テューダーの繊細な水彩画が美しい一冊です。
まさしく「絵に描いたかのような」幸せなクリスマスのイメージが広がります。
午後の部でもたくさんの素敵な作品ができあがりました!
午後は幼稚園・保育園から小学校中学年までのお子さまが参加しました。
このほかにもたくさんの作品がありました。
やはりもっとお写真を撮っておけばよかった・・・。
みなさん集中して作品作りをされていたのが印象的でした。
午前の部で出来上がった作品、一部ですが紹介していきます。
午前中は幼稚園・保育園から小学校低学年のお子さまが参加しました。
全部ご紹介しきれないのが残念ですが、このほかにもたくさんの素敵な作品がありました。
お写真もっと撮っておけばよかったです。
――午後の部の作品はまた別に紹介します。
「ワークショップ」の様子です!
たくさんの方が参加してくださって、とても楽しい会になりました。
みなさん、いろいろな紙を使って、それぞれに工夫しながら素敵な作品を作っています☆
次回は、できあがった作品を紹介します。
元気な女の子アンニパンニとクマのぬいぐるみブルンミのお話の中の一冊。
冬の朝、窓の外を眺めて雪が降っているのを見た二人は、大喜びで外に出かけます。
降り積もった白い雪の上でそりを滑らせたり、雪玉を投げ合ったり。
アンニパンニが作る大きな雪玉を見てブルンミは怖くなります。
「えーっ!アンニパンニ そんなにおおきいのを なげるの?」
アンニパンニは答えます。
「ちがうわ ちがうわ ブルンミったら」「ゆきだるまを つくるのよ。・・・」
ブルンミは二人で作ったゆきだるまが大好きになりました。
ところがアンニパンニはしばらくすると、おうちに帰ると言い出しました。
このあと「ブルンミとゆきだるま」はどうなるのでしょうか。
-―雪遊びの楽しさが伝わってきます。
1937年、ハンガリーのブダペスト生まれの絵本作家マレーク・ベロニカによる挿絵。
生き生きとデフォルメされた線が見せる二人の仕草や表情は可愛らしく、ポップでおしゃれな雰囲気に溢れています。
げんきいっぱいなイーラちゃんの絵本シリーズのなかの一冊。
本当はとってもピアノの上手なイーラちゃん。
ある日、ショパンの難しい曲を弾いていると、そこに一匹の大きなカエルが現われました。
なんとこのカエル、カエルの国の王様でした。
カエルの国には「あふめりピアノ」というものがあって、カエルたちがこのピアノに合わせて合唱すると、雨が降ることになっているそうなのですが、王様はピアノをうまく弾けません。
そこでピアノの上手なイーラちゃんに「あめふりピアノ」を弾いてもらおうと頼みにきたというわけです。「そんなことならよろこんで!」とうなずいたイーラちゃん。王様がイーラちゃんの鼻をちょんとさわると、彼女はみるみるうちに小さくなっていきました。
王様の背中になってカエルの国に出発!――
さてこの後はどうなるのやら。この出来事のあと、イーラちゃんはでたらめなピアノを弾くようになったみたいです。
元気なイーラちゃんの表情や仕草が溌剌として可愛い。
《イライライーラちゃん》の曲(しまだともみ作詞、うちだえーすけ作曲)の歌詞と楽譜がついています。
流れのはやい川に橋を架けるよう村人に頼まれた大工――
川のほとりにやってきた彼は、水の流れを眺めながらどうしたものかと思案します。
その時、ぶくぶくと泡がたちはじめた流れの中からいきなり現れたのは、大きな鬼でした。
目玉と引き換えに橋を架けてやってもいいと言う鬼と、迷う大工。
二人の軽妙なやりとりがおもしろい。
さまざまな絵本挿絵で知られる赤羽末吉の軽快な筆遣いと目に彩な色彩。
日本の伝統的な絵画技法の流れを受け継ぐ見事な挿絵が、昔話の面白みを引き立てています。
ある日、こぐまのブラウンは、森の中で「へんなもの」に出会います。
美しい音の出るそれは、一台のピアノでした。
この音の出るものに心惹かれたブラウンは、来る日も来る日も鍵盤を鳴らしにやってきました。
そうしてだんだんとこのピアノに親しんでいったブラウンは、いつの間にか、素敵なメロディを奏でられるようになっていました。彼の紡ぎ出す美しい音楽は、森の仲間たちをも惹きつけます。ブラウンのピアノの旋律はみんなを幸せにしました。
そんな時、この森にやってきた人間の親子が偶然にもブラウンのピアノを耳にします。ブラウンは女の子に誘われて、音楽の溢れる町にでてたくさんの観客を前にピアノを弾いてみようと、森を出る決心をしますーー
ピアノのある美しい森の情景が印象深い一冊です。