午前の部で出来上がった作品、一部ですが紹介していきます。
午前中は幼稚園・保育園から小学校低学年のお子さまが参加しました。
全部ご紹介しきれないのが残念ですが、このほかにもたくさんの素敵な作品がありました。
お写真もっと撮っておけばよかったです。
――午後の部の作品はまた別に紹介します。
午前の部で出来上がった作品、一部ですが紹介していきます。
午前中は幼稚園・保育園から小学校低学年のお子さまが参加しました。
全部ご紹介しきれないのが残念ですが、このほかにもたくさんの素敵な作品がありました。
お写真もっと撮っておけばよかったです。
――午後の部の作品はまた別に紹介します。
「ワークショップ」の様子です!
たくさんの方が参加してくださって、とても楽しい会になりました。
みなさん、いろいろな紙を使って、それぞれに工夫しながら素敵な作品を作っています☆
次回は、できあがった作品を紹介します。
元気な女の子アンニパンニとクマのぬいぐるみブルンミのお話の中の一冊。
冬の朝、窓の外を眺めて雪が降っているのを見た二人は、大喜びで外に出かけます。
降り積もった白い雪の上でそりを滑らせたり、雪玉を投げ合ったり。
アンニパンニが作る大きな雪玉を見てブルンミは怖くなります。
「えーっ!アンニパンニ そんなにおおきいのを なげるの?」
アンニパンニは答えます。
「ちがうわ ちがうわ ブルンミったら」「ゆきだるまを つくるのよ。・・・」
ブルンミは二人で作ったゆきだるまが大好きになりました。
ところがアンニパンニはしばらくすると、おうちに帰ると言い出しました。
このあと「ブルンミとゆきだるま」はどうなるのでしょうか。
-―雪遊びの楽しさが伝わってきます。
1937年、ハンガリーのブダペスト生まれの絵本作家マレーク・ベロニカによる挿絵。
生き生きとデフォルメされた線が見せる二人の仕草や表情は可愛らしく、ポップでおしゃれな雰囲気に溢れています。
げんきいっぱいなイーラちゃんの絵本シリーズのなかの一冊。
本当はとってもピアノの上手なイーラちゃん。
ある日、ショパンの難しい曲を弾いていると、そこに一匹の大きなカエルが現われました。
なんとこのカエル、カエルの国の王様でした。
カエルの国には「あふめりピアノ」というものがあって、カエルたちがこのピアノに合わせて合唱すると、雨が降ることになっているそうなのですが、王様はピアノをうまく弾けません。
そこでピアノの上手なイーラちゃんに「あめふりピアノ」を弾いてもらおうと頼みにきたというわけです。「そんなことならよろこんで!」とうなずいたイーラちゃん。王様がイーラちゃんの鼻をちょんとさわると、彼女はみるみるうちに小さくなっていきました。
王様の背中になってカエルの国に出発!――
さてこの後はどうなるのやら。この出来事のあと、イーラちゃんはでたらめなピアノを弾くようになったみたいです。
元気なイーラちゃんの表情や仕草が溌剌として可愛い。
《イライライーラちゃん》の曲(しまだともみ作詞、うちだえーすけ作曲)の歌詞と楽譜がついています。
流れのはやい川に橋を架けるよう村人に頼まれた大工――
川のほとりにやってきた彼は、水の流れを眺めながらどうしたものかと思案します。
その時、ぶくぶくと泡がたちはじめた流れの中からいきなり現れたのは、大きな鬼でした。
目玉と引き換えに橋を架けてやってもいいと言う鬼と、迷う大工。
二人の軽妙なやりとりがおもしろい。
さまざまな絵本挿絵で知られる赤羽末吉の軽快な筆遣いと目に彩な色彩。
日本の伝統的な絵画技法の流れを受け継ぐ見事な挿絵が、昔話の面白みを引き立てています。
ある日、こぐまのブラウンは、森の中で「へんなもの」に出会います。
美しい音の出るそれは、一台のピアノでした。
この音の出るものに心惹かれたブラウンは、来る日も来る日も鍵盤を鳴らしにやってきました。
そうしてだんだんとこのピアノに親しんでいったブラウンは、いつの間にか、素敵なメロディを奏でられるようになっていました。彼の紡ぎ出す美しい音楽は、森の仲間たちをも惹きつけます。ブラウンのピアノの旋律はみんなを幸せにしました。
そんな時、この森にやってきた人間の親子が偶然にもブラウンのピアノを耳にします。ブラウンは女の子に誘われて、音楽の溢れる町にでてたくさんの観客を前にピアノを弾いてみようと、森を出る決心をしますーー
ピアノのある美しい森の情景が印象深い一冊です。
はじめてのピアノの発表会をむかえたももちゃん。むねがどきどきします。
「だいじょうぶ だいじょうぶ」と心の中で繰り返すももちゃん。
そのとき足もとで、「だいじょうぶ だいじょうぶ」とささやく小さな声が聞こえてきました。
そこにいたのはこねずみでした。こねずみもまた、はじめての歌の発表会をむかえようとしていました。こねずみについていったももちゃんはーー
ピアノを習い始めた頃、同じようにどきどきした経験のある人は多いと思います。
演奏前や演奏中の緊張と、演奏後の爽快感と後悔が入り混じったような感覚、そしてほっとし安堵感。
みやこしあきこの繊細なモノクロームの鉛筆画が、遠い日の記憶を蘇らせます。
クリスマスが近づいてきました。
メキシコでは、クリスマス前の九日間、毎晩どこかの家で「ポサダ」と呼ばれるパーティーが開かれるそうです。そこでは、ピニャタという、中に粘土でできた壺の入った動物や星のかたちのハリコがロープに吊るされます。そこには、色とりどりのお菓子が入っていて、ポサダにやってきた子どもたちは、目隠しをしてこのハリコの入れ物を割って遊ぶのです。
この絵本では、幼稚園に通い出した女の子セシが、はじめて自分のポサダを開いてもらうことになった時のおはなしが語られています。彼女は、はじめて出かけたクリスマスマーケットで、星のかたちをしたピニャタに出会いました。
待ちに待ったセシのポサダの晩――、彼女はピニャタが割られてしまうのが悲しくてたまりません。セシのピニャタの星はどうなってしまうのでしょうか。
ポサダを楽しみにするかわいらしいセシの様子が、鮮やかな色彩がところどころリズミカルに配された鉛筆画で描き出されています。クリスマスの賑わいを前にした小さな女の子のワクワクす気もちが伝わります。お母さんとクリスマスマーケットに向かう時のうれしそうな後ろ姿、ピニャタの星が割られてしまうことを悲しがる様子、そして、大事にしているお人形のガビナとともに空の星を見あげる一生懸命な表情など、小さな女の子セシがなんとも愛らしく微笑ましい。
今日の弘前、岩木山の麓のほうでは、もう雪が地面を白くし始めました。
白い雪がしんしんと降り積もる森の中では、動物たちがそれぞれに冬眠をしています。
のねずみも、くまも、かたつむりも、りすも、そしてやまねずみも・・・。
やわらかなタッチのモノクロームの鉛筆画が、動物たちの息づかいを伝えます。
冬がすすみ、やがて動物たちは目を覚まし、鼻をくんくんさせはじめます。
彼らが気づいた匂いの先にあるものは――
白く静かな森の描写がやさしい本です。
月に照らされた雪原としまふくろうの勇壮な姿――
凍てついた大地とそこにすむ動物たちの生き様が、短くも雄弁な言葉で語られていきます。
つがいのしまふくろうの後ろ姿があたたかな余韻を残します。
ダイナミックでありながら精緻な版画であらわされた雄大な雪原の風景が、凍てつく大地の上で繰り広げられる生命のいとなみを圧倒的な力をもってうったえかけてきます。