Category: 絵本の紹介

作:ブリッタ・テッケントラップ、訳:三原 泉『ブルーがはばたくとき』BL出版

  森のおくの大きな木の下のほうにある枝でひっそりと時をすごしていたブルー。 空を飛ぶことも、歌をうたうことも忘れてしまっていました。   そこに現れたのがイエローです。 イエローが歌うと周りのものが …

Continue reading

作:きくちちき『ぼくだよ ぼくだよ』理論社

  ライオンとひょう、二人は友達。でも―   「ぼくのつめのほうがするどいよ」 「ぼくのきんにくのほうがつよいよ」   二人は自分のほうがすぐれているところを主張しあうライバルでもあります。 …

Continue reading

作:つるたようこ『やさいのおにたいじ』福音館書店

  あの『酒呑童子』の物語の登場人物が野菜になりました! 京都の町に鬼が出没、娘たちをさらっていきます。娘たちを取り返そうと、屈強な武士たちが大江山に鬼退治に出かけることになりましたー 昔から語り伝えられてきた …

Continue reading

再話:チョン・ミジン、絵:イ・ジョンギュン、訳:おおたけきよみ『イワシ大王のゆめ』光村教育図書

  韓国のむかしばなし絵本です。 むかしむかし、東の海に三千年いきているイワシ大王が住んでいました。ある時、大王は不思議な夢を見ました。その内容は、 「体がぴょーんと天たかくとびあがり、すぐにぽとんとおちました …

Continue reading

文:蜂飼耳、絵:今井彩乃『いなかのネズミとまちのネズミ』岩崎書店

  おなじみのイソップ物語が絵本になっています。   いなかのネズミがまちのネズミを食事に招待しました。テーブルには、おおむぎ、こむぎ、野原の葉っぱがいっぱいに並びます。まちのネズミはちょっとかじって …

Continue reading

文:神沢利子、絵:赤羽末吉『ねずみのすもう』偕成社

  むかし、たいそうびんぼうなじいさんとばあさんがおりました。― ある日、山に柴刈りに出かけたおじいさんは、かわいい掛け声を耳にします。 「でんかしょ でんかしょ」 不思議におもったおじいさんがそっと覗いてみる …

Continue reading

ミロコマチコ『オオカミがとぶひ』イースト・プレス

    かぜがびゅうびゅうびょうびょうふきぬけるー 「だってオオカミがかけまわっているから」   身のまわりでひびく音、日々の生活で生じる出来事・・・その原因が動物だったら?   …

Continue reading

庄野ナホコ『しろくまきょうだいのセイウチまつり』小学館

    トーリャとパーフカはシロクマの兄弟です。 二人はセイウチはまで開かれる「セイウチまつり」を楽しみに、何か月もお小遣いをためていました。 ところが――ようやくおとずれたお祭りの日、赤ちゃんの妹ミ …

Continue reading

作:宮沢賢治、画:赤羽末吉『水仙月の四日』創風社

  「カシオペイヤ、もう水仙がさきだすぞ おまえのガラスの水車 きっきとまわせ。」 雪童子はまっ青な空をみあげて、みえない星にさけびました。その空からは青びかりが波になってわくわくとふり、雪狼どもは、ずうっと遠 …

Continue reading

文:日野十成、絵:斎藤隆夫『かえるの天神さん』福音館書店

  学問の神様として有名な菅原道真の生涯とその死後の怨霊譚を、カエルの「ミチザネさん」の絵物語として語る絵本! 挿絵は平安時代以来の日本の絵巻物に特徴的な「吹き抜き屋台」の構図で俯瞰的に室内を描いたり、雲のよう …

Continue reading