チーズのナッツ臭に寄与する化合物である3-メチルブタナールを産生する Lactococcus cremoris の論文が公開されました。これまで,3-メチルブタナールの生産量は37℃以上で多くなることが報告されていましたが,本菌株では比較的低温である20℃において生産量が最大となりました。
また,3-メチルブタナールの代謝経路としては直接経路と間接経路が知られており,従来は直接経路が主であると考えられてきました。しかし,本菌株では間接経路が主である可能性が示唆されました。これらの経路の違いが,最適生産温度の差に影響した可能性を今考えています。

