9月から10月にかけておこなった日本画ワークショップの作品展です。
テーマは珍獣と銀箔。
18世紀にインドやアフリカなどの地からヨーロッパに連れ来られた珍獣の存在に注目しました。日本画の顔料と金属箔で描いた動物たちの表現が生き生きとしています。
また、後半は銀箔を貼った地に植物などを描いて琳派風の表現に挑戦した作品が並びます。16〜17世紀にかけて世界に流通した日本の銀。17世紀には津軽でも尾太鉱山の銀鉱脈が見つかり、「津軽銀」が登場することになりました。18世紀はじめに尾形光琳が津軽家のために手がけた《紅白梅図屏風》の中央には、銀箔を用いた川の表現が展開し、津軽と銀とのつながりを彷彿とさせます。
珍獣と銀の世界をお楽しみください。
時:2025年10月22日(水)〜27日(月) 9:00-17:00(金・土は21:00まで)
場所:弘前れんが倉庫美術館2階「市民ギャラリー」
観覧無料
※駐車場はございません。お車でお越しの際は、近隣のコインパーキング等をご利用ください。