五感で紐解く18世紀 「銀に描く」日本画ワークショップ&実験ワークショップのお知らせ

 18世紀に先立って、日本から世界に流通していった「」に注目するワークショップです。16・17世紀、日本の銀は世界の銀の3〜4割を占めていたとも言われます。津軽では1677年に尾太鉱山で銀の大鉱脈が見つかり、「尾太銀」を呼ばれる領国貨幣が発行されましたが、その鉱脈は早くも1679年には衰退していったため、その後は、時の弘前藩手である津軽信政のもと銀鉱脈探しが大規模に展開されることとなりました。

 そんな津軽家のために、おそらくは18世紀はじめに描かれたのが琳派を代表する絵師である尾形光琳による《紅白梅図屏風》(MOA美術館蔵・国宝)です。この作品では銀箔が類を見ない方法で使用されたと考えられているのですが、日本画ワークショップでは、この作品にちなんで、銀箔を貼った地の上に、鮮やかな水干絵具や岩絵具など、日本画の画材を使って作品制作に取り組みます

 また、18世紀に同じく尾太鉱山でさかんに採掘されるようになった銅にちなみ、銅板を銀色、そして金色に変化させる理科の実験ワークショップも開催します!

 

【日本画ワークショップ】

とき 10月4日(土)・11日(日) 9:30-12:30/14:00-17:00

               *二日間のワークショップです。午前か午後、ご都合のよい時間帯をお選びください。

 

場所 弘前大学教育学部4階・美術制作室

 

対象 小学生以上どなたでも

 

参加費 一人1500円

 

【実験ワークショップ】

とき 10月5日(日) 9:30-12:30/14:00-17:00  *ご都合のよい時間帯をお選びください。

 

場所 弘前大学教育学部3階・共通実験室Ⅱ

 

対象 小学校3年生〜中学生・保護者のみなさま

 

参加費 一人800円

 

ご参加のご予約は、9月13日(土)12:00から、こちらのページにて受付開始です。