Windowsに新たな味方がやってきた、その名は Win+v

Windows10の話。キーボードショートカットには便利なものがいくつかあって、特にCtrl+u、Ctrl+s、Ctrl+v、Ctrl+a、Ctrl+c、Ctrl+x あたりは使いこなしている人も多いと思います。そんなショートカットに、また一つ頼もしいメンバーが加わっていたことに最近気が付いたので、ここで紹介します。

まずは、だまされたと思って、Win(Windowsロゴのキー)を押しながらvを押してみてください。
クリップボード履歴を今すぐオンにしましょう。
普通の人はこのようなポップアップが出てくると思います。さっそく有効にしてみましょう。

そして、何らかのテキストをコピーした状態で再び Win+v を押してみると…
クリップボードに1件のテキストが乗っています
いまコピーしたテキストが表示されています。それを選択することで、そのテキストがペーストされます。

再び何らかのテキストをコピーしてみましょう。そして Win+v を押すと…
クリップボードに2件のテキストが乗っています
はい、クリップボードに乗せた(=コピーした)テキストの履歴が表示されています。従来の Ctrl+v では直前に乗せたものしか貼り付けられなかったのですが、それ以前に乗せたものも貼り付けられるようになったということです。これは便利ですね!

  • さっきコピペしたフレーズをここにも貼り付けよう、Ctrl+vっと…
  • →あれ!?…あーそっか、あの後にまた違うフレーズをCtrl+cしたんだった(>_<)
  • →仕方がないからまたコピーしてくるか…ってアレはどこにあったっけ…

こんな経験がある人は(私を含めて)多いと思いますが、そんな日々とは今日でお別れです!

最後に、強化されたクリップボードの機能をいくつか列挙してこの記事を締めます。

  • ここではテキストのみを扱いましたが、ビットマップなどをコピーして、ペイントなどのソフトに貼り付けることも(従来のクリップボードと同じように)できます。
  • この履歴は、PCを再起動(シャットダウン)すると消去されますが、”ピン留め”することで消去されないようにすることもできます。
  • 同じMSアカウントのデバイス間で同期することもできます。プライバシーポリシーの中身をきちんと把握していませんが、クリップボードの中身をMSにアレされる覚悟はあった方がいいでしょう。

参考