元気な女の子アンニパンニとクマのぬいぐるみブルンミのお話の中の一冊。
冬の朝、窓の外を眺めて雪が降っているのを見た二人は、大喜びで外に出かけます。
降り積もった白い雪の上でそりを滑らせたり、雪玉を投げ合ったり。
アンニパンニが作る大きな雪玉を見てブルンミは怖くなります。
「えーっ!アンニパンニ そんなにおおきいのを なげるの?」
アンニパンニは答えます。
「ちがうわ ちがうわ ブルンミったら」「ゆきだるまを つくるのよ。・・・」
ブルンミは二人で作ったゆきだるまが大好きになりました。
ところがアンニパンニはしばらくすると、おうちに帰ると言い出しました。
このあと「ブルンミとゆきだるま」はどうなるのでしょうか。
-―雪遊びの楽しさが伝わってきます。
1937年、ハンガリーのブダペスト生まれの絵本作家マレーク・ベロニカによる挿絵。
生き生きとデフォルメされた線が見せる二人の仕草や表情は可愛らしく、ポップでおしゃれな雰囲気に溢れています。