作・絵:しまだともみ『イーラちゃんとあめふりピアノ』偕成社

作・絵:しまだともみ『イーラちゃんとあふめりピアノ』偕成社

 

 

げんきいっぱいなイーラちゃんの絵本シリーズのなかの一冊。

 

本当はとってもピアノの上手なイーラちゃん。

ある日、ショパンの難しい曲を弾いていると、そこに一匹の大きなカエルが現われました。

なんとこのカエル、カエルの国の王様でした。

 

カエルの国には「あふめりピアノ」というものがあって、カエルたちがこのピアノに合わせて合唱すると、雨が降ることになっているそうなのですが、王様はピアノをうまく弾けません。

そこでピアノの上手なイーラちゃんに「あめふりピアノ」を弾いてもらおうと頼みにきたというわけです。「そんなことならよろこんで!」とうなずいたイーラちゃん。王様がイーラちゃんの鼻をちょんとさわると、彼女はみるみるうちに小さくなっていきました。

王様の背中になってカエルの国に出発!――

 

さてこの後はどうなるのやら。この出来事のあと、イーラちゃんはでたらめなピアノを弾くようになったみたいです。

 

元気なイーラちゃんの表情や仕草が溌剌として可愛い。

《イライライーラちゃん》の曲(しまだともみ作詞、うちだえーすけ作曲)の歌詞と楽譜がついています。