2024年秋冬のワークショップ企画「五感で楽しむ☆平安時代」(第二弾)のお知らせです。
part I・視覚 vol.03 「物語を描く キラキラひかる絵巻物」
《判大納言絵巻》や《信貴山縁起絵巻》、あるいは《源氏物語絵巻》など、平安時代後期に作例が増える物語を描いた絵巻物を参考に、巻物形式の絵画作品を制作します。色鮮やかな日本画の顔料やキラキラ輝く金属箔を使いながら、自由に発送したお話の世界を描くワークショップです。金属箔は平安時代の料紙装飾にもよく使われました。普段はあまり目にしない絵巻という絵画形式と金属箔の煌めきを楽しみながら、物語の世界を想像していきます。
とき 2024年11月23日(土)/24日(日) 9:30-12:30/14:00-17:00
※ご都合の良い日時をお選びください。
場所 弘前大学教育学部4階・美術製作室
対象 幼稚園・保育園生〜小中学生・保護者のみなさま(各回12人)
※小学生以上はお子さまのみでのご参加も可能です。
※保護者のかたも制作できます。
材料費 500円
part II・味覚 「花びら餅を作ろう」
「花びら餅」は、平安時代にも行われていた宮中行事の「歯固めの儀式」にルーツをもつ和菓子です。この儀式では「菱葩(ひしはなびら)」と呼ばれる白い丸餅の上に赤い菱餅をのせたものが食されていました。明治時代になって、宮中に招かれた茶道・裏千家の茶人である玄々斎宗匠がその存在を知り、お正月の初釜のお菓子として考案されたのが現在の花びら餅です。白くて柔らかなお餅(求肥)が、梅の花を思わせるほんのり赤い菱形のお餅と味噌餡、そして柔らかく炊いたごぼうの蜜煮をつつみます。一足早い新春の和菓子を作って味わいましょう。
とき 2024年12月7日(土) 9:30-12:30/14:00-17:00
※ご都合のよい時間帯をお選びください。
場所 弘前大学教育学部1階・調理実習室
対象 小中学生と保護者のみなさま(各回16人)
※1グループ2人〜4人でお申し込みください。
材料費 500円
part III・嗅覚 「印香づくり+嗅覚実験」
平安時代の貴族たちのあいだでは、着物に香を焚きしめる薫衣香が流行しました。香に使用されるのは白檀・丁子・桂皮・安息香・龍脳香・大茴香などで、日本に自生しないこれらの香料植物はとても高価で貴重なものでした(正倉院には薬として残されたものもあります)。少しエキゾチックな匂いのするこれらの香りをブレンドして、「印香」と呼ばれるかわいらしい形のお香を作ります。香りが脳に与える刺激の大きさを確かめる脳波計を使った実験も同時開催です。遠く古代の香りの世界と現代の科学技術が融合した体験をお楽しみください!
とき 2024年12月8日(日) 9:30-12:30/14:00-17:00
※ご都合のよい時間帯をお選びください。
場所 弘前大学教育学部4階・美術製作室
対象 小学生以上どなたでも
材料費 500円
どのワークショップも予約制です。ご予約のお申し込みは、11月3日(日)正午から、こちらのお申し込みページで受付開始となります!