令和6年度最初のワークショップを開催します!
今回のテーマは、フィレンツェ・ルネサンスです。イタリア中部の都市フィレンツェは、15世紀はじめにルネサンス文化が花開いた場所として有名です。この時代、人びとは古代ギリシア・ローマ文化に憧れ、とりわけ美術の領域では古代神話をテーマとした作品が数多く制作されていきました。そんなルネサンスの美術を意識した彫刻と絵画制作を行います。とはいえ、あまり堅苦しく考えず、気楽に材料や造形をお楽しみください!
できあがった作品は弘前れんが倉庫美術館2階「市民ギャラリー」に展示予定です(希望者のみ)。
・粘土でテラコッタ彫刻をつくるワークショップ
15世紀フィレンツェで大きな工房を構えていたロッビア一族に注目し、彼らがはじめた「施釉テラコッタ」の作品を二日間のワークショップで作ります。基本的には粘土で造形したあとに素焼き(1日目)をし、そこに彩色を施して釉薬をかけたものを本焼き(2日目)して仕上げます。釉薬をかけて焼くテラコッタ彫刻は強度が増すとともに特有の光をともなうようになります。今回は、彫刻家・塚本悦雄先生(弘前大学教育学部)といっしょに、ルネサンスにちなんで、古代神話に登場する翼の生えたペガサスや半人半獣のケンタウロスのような想像上の生き物の表現に取り組みます。
6/2(日)・23日(日) 9:30-12:30あるいは14:00-17:00(ご都合のよい時間帯を選択)
場所:弘前大学教育学部4階・美術教材室(駐車場あり)
対象:小中学生
材料費:1,000円
・テンペラ画ワークショップ
同じく15世紀のフィレンツェでよく行われていたテンペラ画による神話表現に挑戦します。テンペラ画は、たまごの黄身でさまざまな色の顔料を溶いて作った絵具による絵画です。ここでは、たまごという身近な材料が絵具に変身する過程を楽しみながら、自由な絵画表現に取り組みます。ギリシア神話に登場するいろいろな神さまや英雄ヘラクレスの物語、あるいはまた、ケンタウロスやスフィンクスのようなちょっと不思議な生き物たちを、想像力を働かせながら描いていきます。もちろん、「神話を表現するのはまだちょっと難しいかな」という場合には、絵具を使った表現を気楽に楽しむのもOKです!
6/8(土)・6/9(日)・6/15(土) 9:30-12:30あるいは14:00-17:00(ご都合のよい日時を選択)
場所:弘前大学教育学部4階・美術制作室(駐車場あり)
対象:幼稚園/保育園生〜小中学生と保護者のみなさま
※保護者のかたも制作できます。
※小学生以上はお子さまのみのご参加もできます。
材料費:500円
どちらのワークショップも、お申し込みは5/19(日)12:00からアートワールドひろさきのお申し込みページで受付開始となります(先着順)。