STEM × Aプログラムワークショップ 遠近法の数学とルネサンスの絵画

「数学×美術」の中高生向けワークショップを開催します!

 

数式と造形言語が交錯する、新たなSTEAM教育プログラムです。

注目するのは、イタリア・ルネサンスの絵画です。レオナルド・ダ・ヴィンチの《最後の晩餐》が示しているように、15・16世紀のイタリアの画家たちは、絵画平面に三次的空間を創出することを追求しました。そのために必要とされたのが幾何学の知識です。これによって、精密な透視図を作ることができるようになりました。他方、数学においても「物を見る」・「見たものを描く」ことは重要で、たとえば、透視図法は射影幾何学へと発展しました。

 ワークショップでは、中高生でもわかりやすいように、「一点透視図法」に限定して、透視図を数式を用いて解釈するほか、自分でも透視図を作り、それをもとにテンペラ画制作を行います。卵の黄身で顔料を溶いて絵具を作るテンペラ技法は、ルネサンスの時代、板絵制作を中心にもっとも一般的に使われていました。透視図法とテンペラで、ルネサンス風絵画を制作します。ルネサンスの画家たちの脳内をシミュレーションしてみましょう。

※できあがった作品は、弘前れんが倉庫美術館内の市民ギャラリーで展示予定(希望者のみ)

 

数学と美術の領域を横断することで、学校での学びがより広く・深い視野を持つものに発展します。学科を超えた世界・文化の理解を目指すプログラムです。

 

とき 2023, 12, 3(日)10:00-17:00

場所 弘前大学教育学部4階美術制作室

対象 中高生(12人程度)

参加費 1000円

参加者受付中!お申し込みはこちらから。