「実験☆ワークショップ vol.02」と「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ vol.09」で制作した作品の展覧会です。日本画の顔料と金属箔(洋金箔・銀箔・新光箔など)で、きらめく「宇宙」を描きました!
時:2022年7月6日(水)〜11日(月)・9:00-17:00(金・土は -21:00)
場所:弘前れんが倉庫美術館2階「市民ギャラリー」
※駐車場はございません。お車でお越しの際は、近隣のコインパーキング等をご利用ください。
本作品展のみの観覧は無料
先日行われた「実験☆ワークショップ」では、弘前大学教育学部で化学分野の研究をしている島田透先生のご指導のもと、銅板にメッキをして銀色にし、さらにはそこに熱を加えて金色にしていく実験を通して、金属の性質を学びました。この合金を作る技術は、日本画などの表現領域で使用される箔の生産にも応用されています。また、「宇宙」のテーマを掘り下げるために、同じく教育学部で理論物理学の研究に携わる佐藤松夫先生から、宇宙を考えることにつながる「ユークリッド幾何」についてのレクチャーを受け、制作に使用する材料とテーマに対する理解を深めていきました。
実験とレクチャーから得られた科学的知見を参考にしながら、日本画の画材と金属箔を使って描かれたのが今回展示されている作品です。制作にあたっては、日本画がご専門の蝦名敦子先生からもご助言やご指導をいただきました。
また、幼稚園・保育園から小学校の小さなお子さまを対象とする「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」では、科学絵本を通じて「宇宙」についてのイメージを膨らませたのち、同じく日本画の画材と金属箔を使った制作を行いました。
会場の弘前れんが倉庫美術館では、宇宙とビッグデータをテーマにする池田亮二展が開催されており、また七夕の季節でもあります。金属箔の輝きと壮大な宇宙の表現をぜひお楽しみください!