絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ、作品展を開催します。

2月12日(金)〜14(日)に、今年度の「絵本と絵画の鑑賞会+ワークショップ」でできた作品の展覧会を開催します!11月のオンラインワークショップで子どもたちが考えた「ひろさきのオリジナルキャラクター」と1月のワークショップで制作した油彩転写と透明水彩絵具による絵画作品を展示します。

▽開催日時 2021年2月12日(金)〜14日(日)

▽時間 11:00-19:00

▽ところ ギャラリーまんなか(弘南鉄道大鰐線中央弘前駅構内)

※駐車場はございません。お車でお越しの場合は、近隣のコインパーキングなどをご利用ください。

 ZOOMを使って開催したオンラインワークショップは、ICT技術を活用したワークショップの方法を模索する形で行いました。オンサイトで行うワークショップとの違い、できること・できないこと、参加者の皆さんとのコミュニケーションのとり方、そして何より、できあがった作品をこちらで見る時の形式がモノではなくデータであるということ、そして、データを作品として見せる方法など、新たに考えるべきことがたくさんあったワークショップです。またそれ以前に、こうした機会に参加できる方がどれくらいいらっしゃるのか、ということを知ることも重要だと実感しました。初めてのことしかない中で、今回は、写真データでいただいたオリジナルキャラクターをグラフィックデザインのような形式の作品にアレンジして展示するという方法を取りました。

 アレンジは、PhotoshopとIllustratorのソフトを使って、主催者が行いました。キャラクターの画像を拡大して眺めていると、それを描いた子どもたちの鉛筆の運びの特徴や、色彩選択・構図・モチーフの並べ方に込められた意図に気付かされ、それらを失くしてしまわないことを心がけるように努めたつもりです。すべてオンラインでやりとりしたものですが、このようなICT技術の活用も、子どもたちの表現活動を身近に知ることができる方法の一つとして、大きな可能性を秘めたツールではないかと感じています。

マメコバチ部隊 隊長アップりん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1月のワークショップは、オンサイトならではの材料やコミュニケーションを介して行うことができました。普段の生活ではなかなか見ない油絵具や透明水彩絵具を使った活動は、それだけでも新鮮な発見がありました。参加されたお子さまの中には、初めての絵具体験という方もいて、開催者としてとても嬉しく感じました。みずみずしく鮮やかな色彩の中に油絵具を使って転写した線の表情が印象的な、楽しい作品がたくさんできました。

 また、今回試した方法を考案して作品制作を行なっていた画家パウル・クレーの紹介なども行い、小さなお子さまには少し難しいお話も入っていたかとは思いますが、わずかながらもアートの世界を広げる時間を共有できたことが嬉しかったです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今回の展覧会は、初めての試みです。自分の作った作品を、ギャラリーという日常とは少し異なる空間に展示してみる、という経験の場を作れたらと思い企画しました。なかなか本格的な展示とまではいかないかもしれませんが、学校などの壁に並べて貼るのではなく、作品をアートとして見せることを探求する試みです。

 アートワールドひろさきでは、今後も同様の企画を開催していこうと考えています。ご興味がございましたら、この機会にぜひご覧ください!