ライオンとひょう、二人は友達。でも―
「ぼくのつめのほうがするどいよ」
「ぼくのきんにくのほうがつよいよ」
二人は自分のほうがすぐれているところを主張しあうライバルでもあります。
でも―
「そしたら ぼくはおおあらし。きみなんてあっというまにふきとばしちゃうよ」
「そしたら ぼくはたいよう。あらしなんてなくなってきみはくもになっちゃうよ」
「そしたら そしたら きもちいいね」
やっぱり二人は仲良しなのです。
こんな友達がいたらいいな、と思える楽しい絵本です。
きくちちきの筆と色彩が画面いっぱいに広がって、みずみずしく、気持ちの良い作品です。
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