初期成長期の栄養制卸による家畜の生産能力の向上

 

“ You are what your mum ate.” 

お母さんの食べたゴハンを材料にして赤ちゃんのからだはつくられます。

妊娠中の母親の栄養は胎子の発育を左右しています。

最近、胎子期を含む初期成長期の栄養環境や成長履歴が成長後の生理特性(体質)に

不可逆的な影響をおよぼす“プログラミング”とよばれる現象の存在が明らかにされ、

生活習慣病にかかりやすい体質などとも関係のあることがわかってきました。

プログラミング現象の発現メカニズムを解明するために、

動物の個体レベルから分子レベルにわたって研究を進めています。

将来的には、家畜の潜在的な生産能力を引き出すような

初期成長期の栄養管理法の開発などへの応用を目指しています。