試料中のZnがメタルの状態で存在するのかそれとも酸化物として存在するのかをEPMAで知るためには、Lα線とLβ線の強度比を見るのが簡単です。
カテゴリー: EPMA
EPMAに関するあれこれ.
【JEOL Webセミナー】EPMA(WDS)の検出限界に基づく微量元素分析条件の検討
2019年3月15日に開催された表題のWebセミナーを受講しました.
EPMAのスペックシートには,重元素(Na~U)で0.001~0.01 %(質量比;以下同じ),軽元素で0.01~0.05 %という検出限界が示されているものの,それはある意味でチャンピオンデータのようなものであって,常用条件ではどの程度の「微量」な元素を検出できるかを検討したよ,という話でした.そのときの自分のメモを,試しに公開してみます.
本記事を公開するのは,開催から1年を経過した今,このようなメモがJEOLにとって不利益となるものではないと思い込んでのことです.ただし,JEOL側から公開してくれるなという依頼があった場合などは,公開を中止する場合があります.