電磁気学の授業のはじめに配布しているベクトルの手書きの例とギリシア文字の表。
空いているスペースに各自手書き(または手描き)でベクトルやギリシア文字を丁寧に書いて(スキャンするなりスマホで写真をとって pdf 化するなりして)pdf ファイルとして Moodle に提出させるのが最初の課題だったりする。
授業では「ファインマン物理学 III 電磁気学」にあるファインマン先生直筆の「ベクトルの手書き法」を参考にさせている(世にあまたある教科書のなかで,ベクトルの手書き法までちゃんと書いてあるのは,ファインマン先生の本以外に知らないので,他にもあったらぜひ教えていただきたい)が,ここでは私の手書きで我慢してください。
ベクトルについては,
- 高校までは数式用書体(斜体)の上に矢印(例:$\vec{v}$)で書いていただろう。
- 大学では(少なくとも私のまわりの物理系では)数式用書体(斜体)の太字(例:$\boldsymbol{v}$)で表す。
- 手書きの場合は,いちいち何重にも塗りつぶして太字を書くのは時間と資源の浪費であるから,数式用書体(斜体)のどこか1箇所を二重線にして太字であることを表す。
- どこを二重線にするかは,誰もちゃんと教えてくれないので,授業の最初に練習させる。
という方針。
(最初は手書きにボールペンで書いたものをスキャンして pdf 化していたが,今回初めてベクトルの筆記体の例示のために iPad Air と Surface Go 3 を準備して,pdf ファイルの上に直接 Apple Pencil や Surface Pen で書いてみた。使い慣れてないので微妙に字が震えている…)
vecgreek11ページ目がベクトルの書き方,2ページ目がギリシア文字。
ちなみに Wikipedia でも
この記事の項目名には以下のような表記揺れがあります。
ギリシア文字
ギリシヤ文字
ギリシャ文字
の表記が…