改変Rコマンダー

改変Rコマンダーとは

改変Rコマンダーとは,RをベースにしたRコマンダーのメニュー画面を改変し,医学研究で良く用いられる統計手法を追加したものです.ほとんどの手法は,RもしくはRのパッケージに備わっている一般に公

開されているコマンドを利用しています(下記技術解説参照).いままで数多くの研修会で活用し,動作エラー等を改善して現在に至っています.
Rの信頼性は,統計計算のうえでは市販のソフトウェアを超えて世界トップレベルであり,解析結果は世界の学術論文に公開しても問題はありません.むしろ,普及率の低い統計ソフトウェアやMSエクセル(一例としてここ)を活用したプログラムは問題が起こる可能性があります.
誰でも無償で信頼度の高いソフトウェアが活用できる時代に,わざわざ有償で誤った結果を出力する疑いのあるソフトウェアを使用するのは,専門家として大きな問題となるでしょう.
この機会にぜひ,ご活用ください.
※上記は,Excelを全否定するものではありません.統計的検定の一部で不具合がある可能性を示唆しているだけです.出典も古いので現状では改善されているかもしれません.しかし依然として疑いが残ります.Excelの方がシェアも広く,汎用性も高く,使用に慣れている人も多い現状で,世界の統計学者を始めるとする統計解析者がなぜ統計解析でExcelを使用しないのか?確かに専門的なシミュレーションでRは作業効率が優れていますが,簡単な統計的検定でさえ,Rを使うのには理由があると思います.管理者は具体的な問題を指摘するまでに確認しておりませんので,今後確認次第,掲載します.

資料

〇改変Rコマンダーの仕様解説 

〇検査診断値を計算するexcelファイル

〇効果量rをd,dをrに換算するexcelファイル

 

関連研修会・セミナー

リハビリテーションリサーチメソッド研究会主催研修会
複数の講師で改変Rコマンダーを使用した研修会を行っています(医療従事者[医師,看護師,PT,OT,ST]向けですが,それ以外も参加されており,初心者向けの簡単な内容です).

アイラーニング研修会
IBM SPSSとともに改変Rコマンダーを使用した講習会も行っています(医療従事者[医師,薬剤師,看護師,PT,OT]向けですが,それ以外も参加されており,初心者向けの簡単な内容です).

ダウンロード

 2024年11月からR4.4.2バージョンとなりました.下記最新バージョン日時以降にダウンロードすれば最新です.
Ver4.2.2からは,
EMG波形を処理するプログラムも入りました.Excelに保存されているEMG波形のグラフ,積分値,平滑曲線,フィルター処理,FFTが行えます.

ダウンロードはこちら

 

 

使用方法(Windows,Mac版共通)

使い方は,Windows版,Mac版共通です.
手法を順次追加しており,一部画面の異なるところがありますが基本操作は同一です.
全ての手法を解説してません.全手法の解説版は改めて作成予定です.

改変Rコマンダーマニュアル作成協力者

石田 水里 (弘前大学大学院医学研究科)
楫野 允也 (NHO柳井医療センター)
福田 敦美
松田 陽子 (医療法人社団おると会浜脇整形外科リハビリセンター)
葉  清規 (医療法人社団おると会浜脇整形外科リハビリセンター)

補足

Rに保存したデータをコピーしたい,バックアップしたい

Rは基本的に作業ファイルに関数,データ等の情報が入っています(binフォルダの.Rdataファイル).
原則は一つのRに読み込めば,そのPCのRだけでしか使用できません(USBメモリにインストールしている場合はそのUSBのみ).
データはexcelで作成して,そのexcelファイルを保管しておくのが得策です †1

 

再ダウンロード・インストールしたい(バージョンアップ等)

まず現存の改変Rコマンダーのフォルダごとすべて削除してから再ダウンロード,解凍してください.それまで保存したデータは消えます.
しかし,前のバージョンが起動してしまう,メニューが足りないなどの時は,ここを参照 して下さい.

 

正常起動するのに,メニューの統計部分が不足している

前のバージョンが起動してしまう,メニューが足りないなどの時は,ここを参照 して下さい.

†1 データの保存はできるのですが,操作が面倒なので説明していません.

使用許可等

改変Rコマンダーの使用許可等の連絡は不要で,自由に使用,再配布して結構です(追加メニュー部分は著作権放棄してませんので,追加メニューを変更して使用・配布する際には必ず作成者に事前連絡をして承諾を得てください).許可なく改変Rコマンダーのメニュー部分を変更して第三者が再配布している場合は,著作権侵害に関わる可能性がありますので,ご一報ください

論文等には,「Windows(またはMacOS)版のR●.●.●(CRAN,freeware)」を用いた,または「Rコマンダー●.●.●を用いた」と書いてください.または,「改変Rコマンダー●.●.●(Windows版またはMacOS版)を用いた[本webページアドレス引用] と書いても結構です.
英語表記については,ここなどを参照して下さい.基本的にはR,Rコマンダー,EZRと同じですので,ソフト名をModified R Commander ●.●.●1) と置き換えれば良いでしょう.引用1)は本ホームページアドレスでよいです.

特定の手法信頼性係数の関係)については,「改変Rコマンダー●.●.●(Windows版またはMacOS版)[ホームページアドレス]を引用」と記載してください.
※●には各バージョンの数字が入ります
以上に従わない場合で発生した著作権問題,解析精度の保証についての責任はいっさい負いませんのでご了承ください.また,使用パッケージ名(関数名)の記載も求められるときがあります.詳細はマニュアル内を参照
してください.

資料等

○年一度ほど(夏季が多いです),複数の講師でRコマンダーを使用した研修会を行っています.
○IBM SPSSとともにRコマンダーを使用した講習会も行っています.
合同会社gene主催研修会で使用された資料の配布