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■ パッケージのインストール
NSM3とcoin,userfriendlyscienceの3つのパッケージをダウンロードします.
※R4.0.5以降を使用の場合は,userfriendlyscienceを rosetta に変更
本章ではR(RGui)のメニューから個々にダウンロードしていますが,コマンドプロンプトからダウンロードする方法もあります.
1)RGuiのコマンドプロンプトに,以下の文(3行まとめて)をコピー&ペーストし,Enterを押します.
install.packages(“NSM3”)
install.packages(“coin”)
install.packages(“userfriendlyscience”)
※R4.0.5以降を使用の場合は,userfriendlyscienceを rosetta に変更
install.packages(“rosetta“)
[Secure CRAN mirrors]というダイアログボックスが現れるので,そのまま[OK]をクリックします(Rを起動してから一度もパッケージをインストールしていない場合).
コマンドプロンプトが待機状態 >|
または
警告: パッケージ ○○’ は使用中のため、インストールされません
と出たらダウンロード終了です.
2)次に,コマンドプロンプトに,以下の文(2行まとめて)をコピー&ペーストし,Enterを押します.
library(“NSM3”)
library(“coin”)
library(“userfriendlyscience”)
※R4.0.5以降を使用の場合は,userfriendlyscienceを rosetta に変更
library(“rosetta“)
何も起こりませんが,起動(呼び出し)は成功しています.
■ ディスクトップショートカットのプロパティの変更(行わなくても後回しにしても良い)
ディスクトップショートカットのアイコンのプロパティを変更すると,コマンドプロンプトで,いちいち, library(NSM3) とか, library(Rcmdr) と入力しなくても済みます.
その手順を説明します.
①ディスクトップにRコマンダーを起動するショートカットがあるはずです.
②Rコマンダーを起動するショートカットを右クリックします.
③メニューから[プロパティ]を選びます.新たに出てきた画面で,[リンク先(T)]のところに,
B:\R-x.x.x\bin\x64\Rgui.exe R_DEFAULT_PACKAGES=”Rcmdr”
※環境によって,BがCだったりxが数字だったりしますので気にしないで下さい.
のような表記があります.
この,後半の部分,Rgui.exe R …以降に注目して下さい.
Rgui.exe R_DEFAULT_PACKAGES=”Rcmdr”
または
Rgui.exe –cd-to-userdocs
となっていると思います.ここを
Rgui.exe R_DEFAULT_PACKAGES=”Rcmdr”,”NSM3″,”coin”,”userfriendlyscience”
※R4.0.5以降を使用の場合は,userfriendlyscienceを rosetta に変更
Rgui.exe R_DEFAULT_PACKAGES=”Rcmdr”,”NSM3″,”coin”,”rosetta”
で書き換えます.上記をコピー&ペーストで書き換えて下さい.
■ Kruskal-Wallisの検定後のSteel-Dwassの多重比較法について
1つ上の,ディスクトップショートカットのアイコンのプロパティを変更しなくても行えます.
第9章のデータ(データ名も第9章)を使って,“性別と運動習慣”の要因,つまり4群で“上体起こし回数平均”に差があるかどうかをKruskal-Wallisの検定で確認した直後であれば,Rコマンダー画面の上半分「Rスクリプト」のところ(複数行あるときは何れかの行)に,
kruskal.test(上体起こし回数平均 ~ 性別と運動習慣, data=第9章)
というコマンドが残っているはずです.
このコマンドの下の行に,Steel-Dwassの多重比較法を行うコマンドを,以下のように入力します.
※コピー&ペーストが無難です
pSDCFlig(第9章$上体起こし回数平均,第9章$性別と運動習慣,method=”Asymptotic”)
※日本語部分以外はカンマもカッコも全部半角入力です.大文字小文字も間違わないようにして下さい.
このコマンドの意味は,
pSDCFlig(データ名$差を見たい変数名,データ名$要因(群分け変数)の名前,method=”Asymptotic”)
となっています.
データ名のところと,差を見たい変数名,要因の名前の部分を書き換えれば,どんなデータでもSteel-Dwassの多重比較法が行えます.
入力したら,マウスでコマンドの入力行の全てを範囲指定して[実行]ボタンをクリックします.
■ コマンドを使用したGames-Howellの多重比較法
Steel-Dwassの多重比較法を行うコマンドは,以下のようでした.
pSDCFlig(第9章$上体起こし回数平均,第9章$性別と運動習慣,method=”Asymptotic”)
Games-Howellの多重比較法ではこのコマンドを,
posthocTGH(第9章$上体起こし回数平均,第9章$性別と運動習慣, method= c(“games-howell”))
と変更します.太い黒字部分が異なります.
もちろん変更しなくても,これをRコマンダーの上半分空欄,Rスクリプトに,コピー&ペーストすればOKです.
データ名のところと,差を見たい変数名,要因の名前の部分を書き換えれば,どんなデータでもGames-Howellの多重比較法が行えます.
入力したら,マウスでコマンドの入力行の全てを範囲指定して[実行]ボタンをクリックします.
■ 改変Rコマンダーで解析する場合
改変Rコマンダーをダウンロード,インストールしておいてください.
こちらの資料を参考に操作してください.上記手順はすべて不要です.
※例題が異なっていますので,変数名が違います.