投稿者: rsugahara

バッタの色@陸奥新報

青森県内でもピンクのバッタが見つかったという話があり、取材に答えました。

2024.6.22の陸奥新報に掲載されています。

「遺伝子に変異が入って、通常とは異なる色になっているんですよね?」

みたいな問い合わせが色々なところからあるため、おそらくそうではなくて、環境に対する応答反応の一種ではないかという見解を述べています。

専門用語を使うと、ホモクローミーのような現象ですね。

 

しかし、新聞にはこういった日々のほのぼのニュースがあるとよいですよね。

同日の本紙にはマツムシの話も載っていて、良い感じでした。

親子体験学習のイベント

表題のイベント、今年度も協力しました。6/15(土)

出張から戻ってきた日の翌日、急速に喉の調子が悪くなり、あっという間に体温は39℃オーバーに。。

二日後に本イベントが控えていたため、どうしようかと焦りました。

しかし、当研究室の学生さんたちの助けがあり、なんとか昆虫採集を実施することができ、よかったです。

みなさん、ボランティアでやっている取り組みなので、無理なくできたらよいですね。

2024年度最初の喜界島

今年度も喜界島のプロジェクトを続けており、6/9-12の間出張していました。

今回は、オオゴマダラを紹介します。

成虫も優雅なのですが、蛹も黄金でかっこいいです。

写真は羽化直前の蛹と羽化直後の成虫です。

ご覧あそばせ。

 

 

ピンクの幼虫はピンクの成虫に。。

先日のピンク幼虫は無事羽化して、ピンク成虫になったようです。(山梨県での出来事)

以下、WEB記事になりました。

https://www.nhk.or.jp/kofu/lreport/article/001/17/

 

エノコログサはピンク色の部位があるケースがあるので、意外と隠蔽的に紛れることができるのかもしれません。

 

追伸: 5時台と6時台のおはよう日本でも少し取り上げられるようです。

バッタの体色についての解説

バッタの体色に関する解説をNHK甲府放送局の番組でおこないました。

当研究室の小関くん撮影のバッタの写真も登場するかも?

5月27日(月)の「Newsかいドキ」で放送される予定です(山梨県のニュース番組)。

NHK NewsWEBやNHKプラスでも配信される予定なので、私もチェックしてみます。

宮城大学へ!

5月11-12日は講義のために宮城大学にお邪魔しました。(非常勤です)

日曜日の大学はなかなか趣深いもので、じっくり大学設備を見られてよかったです。

ただ、仙台国際マラソンと日程が重複してしまい、ホテル代が高くなったのが悔やまれます。

次の機会があれば、日程をちゃんと確認します。。

 

3月は学会シーズン

研究成果を学会で発表することは、研究機関にとって重要な任務です。

しかし、生き物を扱う系の研究室では、学会期間中の世話をどうするかというのが大変悩ましい問題だと思います。

本当は、大人数で学会参加ができれば楽しいのでしょうけど、この理由でなかなかそういうわけにはいきません。

特に最近は、大講座制の大学が多いでしょうから、1研究室のメンバーが少なくて大変でしょうね。

(大講座制自体は良い仕組みだと思っています)

 

私自身は、3月25日に日本農芸化学会のシンポジウムで昆虫とカロテノイドについてお話しするつもりです。

そして、3月30日には日本昆虫学会と日本応用動物昆虫学会の合同大会にてカマキリ研究を渡邉くんがポスター発表することになっています。

良い反響があるとよいなぁと思います。

喜界島への訪問(今年度4回目)

再び喜界島へと赴く機会がありました。

出張の間は、留守番の学生さんたちに昆虫の世話をお願いすることになります。ご負担おかけしています。

 

今回も、お目当ての昆虫を探索したのですが、収穫があってよかったです。

また、島内はおおよそ隅々まで行ったつもりでしたが、ウリガーという場所は初めてでした。

水を汲む場所のようですね。

この地点でもそこそこ良い発見があってよかったです。

 

話が変わりますが、本日は科研費申請の合否発表がありました。

私は代表で2件、分担で1件の応募でしたが、いずれも不採択でした。

うーん、残念です、なかなか良い提案書だったと思うのですが。

また来年度、出直しですね。。

最近の実験と来客

昨年度末は学生さんと一緒に孤独相バッタの体色決定要因について実験していたのですが、結局、白黒決められる様な結果が得られませんでした。

学生さんは修了ギリギリまで頑張ってくれましたし、実験作業量としても大変な実験だったので、なんとかはっきりさせたいです。

そこで、現在追加実験に着手しています。

おかげで大忙しです。

孤独相(個別飼育)バッタを多数用いるので、飼育容器を手作りするのが大変なのです。(他にも諸々)

毎週、関東に住む卒業生から草を送ってもらっています。(青森の冬においては状態の良い草が手に入らない)

なぜ毎年冬の時期に取り組んでいるかというと、低湿度の環境で実験したいからです。

実験結果に湿度が影響するので、実験結果を安定させようと思うと湿度が低い冬が最適です。

どういう結果が得られるでしょうね、仮説通りだと有難いのですが。

 

さて、先日佐賀大学から徳田先生(昆虫学・生態学)が来学されたので、弘前大学の昆虫学および生態学の教員や学生たちで親睦しました。

こういう機会はとても大切ですね、わたしも積極的に遠征したいです。

2023年末

年末ということで、研究室を新春仕様にしています。

正月気分で実験するのも楽しいものです。