当研究室では、例年作物を育てています。
その下準備として、堆肥を圃場に撒きました。
農学系の学部としては、こういった活動も重要です。
当研究室は、生物系昆虫学も農学系昆虫学もどちらも取り組みます。
当研究室では、例年作物を育てています。
その下準備として、堆肥を圃場に撒きました。
農学系の学部としては、こういった活動も重要です。
当研究室は、生物系昆虫学も農学系昆虫学もどちらも取り組みます。
Guoさん、廣田くんと、大学近くにある仁平寿司に行きました。
同じ学科の津田先生にもついてきてもらいました。
最近、健康に気を遣って、肉や油が多いものを少し控えるようにしているので、海の幸を心ゆくまで堪能しました。
3/26-3/28は、今年度最後の喜界島出張でした。
大学予算締めの年度末なので、手続きがバタつきます。
今回は、D1廣田くんと、新しく研究室に配属になった木曽くんと行ってきました。
業務をこなし、次年度の実験計画について思いを馳せました。
さて、弘前から喜界島まで移動時間が非常に長いわけですが、こういう時は書籍や雑誌を読んで過ごすにかぎります。
今回は、日本農薬学会誌vol.50を持参したのですが、結局読み終りませんでした。。
学会50周年記念というのもあり、ボリュームがとても多いのです。
一つ一つの記事に膨大な情報量が含まれていて、非常に勉強になるのと同時に、早く読み終えないとなというタスク感もあります。農水省の法令に関して理解を深めたいです。
今年も応動昆に参加してきました。(3/20-3/22)
オシャレなことに幕張メッセで開催され、とても快適に過ごすことができました。
色々と勉強になることがありましたし、刺激にもなります。
当研究室からは廣田くんが参加して、口頭発表をおこないました。
また、当研究室で修士号を取った二名も参加しました。
大学院で学びを深めて、社会で活躍するようになることは大変喜ばしいことです。
3/1は福島大の昆虫学の篠田先生が退官されるということで、退官パーティに参加してきました。
私がつくばでポスドクをしていた時の、受け入れ組織のユニット長が篠田先生なのでした。
篠田先生は、弘前大における私の前任にあたる、比留間先生と長年一緒に研究をされていました。
福島大のラボを案内してもらったり、後任予定の先生にご挨拶したり、篠田さんゆかりの研究グループメンバーや教え子さん達と懇親してきました。初福島でした。
そして、3/3は中国からGuoさんがポスドクとしてやってきました。
滞在は半年ですが、なにか形に残る研究ができるとよいなぁと思っています。
トノサマバッタの緑茶多型制御に関する論文がpublishされたので、その背景などを少し記しておこうと思います。
この論文は弘前大学のオープンアクセス(OA)助成制度を利用できたので、OAで公開されています。
https://onlinelibrary.wiley.com/doi/full/10.1002/arch.70044
バッタ類の体色多型は一般の人にもよく興味を持たれる現象で、毎年マスメディアから問い合わせが多くあります。
バッタ研究で著名な田中誠二博士の成果などにより、環境による制御やホルモンによる制御など多くのことが明らかにされましたが、依然としてわからないことも多くあります。
田中さんはサバクトビバッタを使って、環境要因がバッタの体色に与える影響を詳しく調べて報告しています。
同様に、トノサマバッタでも多くのデータを集めたが、一貫した結果にならず、泣く泣くお蔵入りしたという話を聞いていました。(ホルモン制御の方はガッツリ論文化されています)
トノサマバッタの体色制御機構は複雑で、その解明は一筋縄ではいかないようです。
私も興味をもっていたものの、そういった事情を知っていたのであまり深く手を出さずにいました。
その後、弘前大学に着任して、廣田くんが配属されてきました。
廣田くんは虫の飼育が好きなので、個人的にいろんな方法でバッタを飼育していたようでした。
飼育の仕方に依って、トノサマが鮮やかな緑になるメカニズムに興味を持った様子で、「トノサマの体色の研究もやっていいですか?」と尋ねられたので、是非是非やりましょうと答えました。
しかし、廣田くんは当時他に研究テーマを持っていたし、難しい研究になることが想定されたので、「結構複雑で、難しいと思うよ」ということは伝えておきました。
ちょうどその頃、あまり使われていない古い人工気象器をいくつか使わせてもらえるようなったのでした。(これは本当に有り難かった。歴史ある農学部はこういうことがあるから大好きです。)
温度や光の制御実験ができるようになったのもあり、廣田くんがどんどん実験を進めました。
途中から私も実験に参加するようになり、田中さんからも重要なアイディアを沢山もらいながら進めました。
廣田くんは修士課程が終わって、一度大学を離れることになったのですが、その時までに論文化するにはもう一押し実験が足りませんでした。新しく加入した渡邉くんに手伝ってもらいながら追加の結果を出し切ったのでした。
この研究には、高価な試薬など用いませんし、古い人工気象器を借りながらおこなった、非常にエコな研究となりました。
しかし、実験自体はデザインや解釈を含めて非常に複雑です。
こういった実験をやったことがない人にはなかなか伝わらないと思いますが、一つ要因を変化させると、それに付随して他の要因も変化するので、それをデカップリングするために、また別の要素を追加する必要があるといった具合になります。
また、解釈もあらゆる可能性を想定するので(こういう研究は分子や生化学実験と違って全てを制御できないので)、非常に難解です。。
餌由来の視覚情報(色)をバッタに与えないために、あえて暗期に餌を与える処理をしていたのですが、あろうことか、「明期に餌を食べるということが緑体色発現に有効だ」というのが、複雑な結果を招く事の顛末でした。
こういった要因が重要だとは、だれも想定していませんでした。
しかし、はっきりと結論が出きった訳ではないので、何か良いアイディアを持った人々が参入するとよいと思います。
人工気象器がある研究室であれば、ほとんどお金をかけずに実験できます。(実験自体は大変で、実験期間中は生活の大半を研究に捧げました。。)
2/20-2/21は北日本病害虫研究会の発表会に参加してきました。
今年は青森市開催だったので、弘前から電車で通いました。
しかし、ちょうど大雪と重複してしまい、電車が運休するかどうかの不穏な状況の中、行き来することになりました。
この学会は、植物病理学と農学系昆虫学が主な学問分野で、北日本の各都道府県(農業試験場)で新しく問題になる、植物の病気や昆虫による加害をとりあつかいます。
農学は、常に研究や改良を続けないと、従前の農業体制すら保てないような高度な営みですので、各地の農業試験場の活動は必須です。
私も農学系の昆虫学に所属している身分ですから、ある程度知っておく必要がある分野です。(本務としても、りんごの害虫防除学に足を突っ込んでいます。)
1/22は浅草のTAKEOさんの店舗で開催された、カメムシ料理のイベントに参加してきました。
様々な世代の、そして多国籍な参加者でした。
カメムシのスパイシーチキンは、チキンに使われるスパイスとカメムシの風味がマッチしていて、良い感じに仕上がっていました。
カメムシのココナッツソルベは、他のスパイスがなくてカメムシ独壇場なので、私としてはザ・クサギという感じでした。
このイベント終え、そのまま喜界島へと出かけました。
雨風が強くて、結構、嵐でしたが、無事業務を終えて帰ってきました。
帰りの飛行機は風が強くて飛ぶかどうかが怪しくて、翌日の大学業務のテスト監督ができないのではないかとヒヤヒヤしました。
1月25日(土)に浅草のTAKEOさんでカメムシ祭のイベントが催されるのですが、当研究室から私や学生さんが参加します。
このイベントは、数年前からTAKEOさんと共同研究していたことがあって、その論文化した成果に基づいて立案されたものです。
カメムシ食に関する研究なのです。
イベント当日は、研究室とTAKEOさんとのコラボ商品がお披露目されますので、興味がある方は要注目ですよ!
◊ カメムシココナッツソルベ
◊ カメムシソースのスパイシーチキン丼
このプロジェクトは色々な経緯が重なって始めたのですが、研究の過程で、TAKEOの担当者(関係者に有名なあのお方)や、学内の食品科学が専門の先生方などに色々と教えてもらいながら進めました。
「食」に対する理解を深めるとても良い機会になって大変有り難かったです。
スパイス的に用いることができる昆虫(カメムシ)は、食としてとても潜在力が高いのではないかと思います。
(食べたくない人に食べさせたい願望はありませんので、余計な懸念を持つのは無用です☆)
当研究室は今度の3月から、中国からのポスドク研究者を半年受け入れる予定です。
それに向けて、ビザ取得に必要な手続きや、住まい探しの手続きなどを進めているところです。
*大学教員の仕事って日本では多岐に渡るのですよ。。
申請自体は、本来オンラインで可能なのですが、当学はそれに対応していないということで、はるばる青森市の窓口まで申請に行ってきました。
準備する申請書類も本当に複雑で、事務の方に泣きついてなんとか完了できたのでした。。
弘前市から青森市まで、雪の峠道をドライブです。(12/20)
青森市内は道がシャーベット。。
目的の建物は結構立派。
窓口では、親切に対応してもらいました。
来日までに、ビザが間に合うといいけれども。。