macOS の TeXShop で書くことを想定しているが,utf8 が処理できる環境であれば特に問題なくタイプセットできると思います。

重要:TeXShop の「環境設定…」から「設定プロファイル」を「pTex(ptex2pdf)」にしておく。

以下のファイルをダウンロードし,同じ場所において,TeXShop で sotsuron-sample-utf8.tex を開き,「タイプセット」ボタンをクリック。

Windows 用に Shift-JIS に変換した TeX ファイル:

目次

タイトルページと目次

\documentclass[a4paper,12pt]{jsreport}
\usepackage{bm}
\usepackage[dvipdfmx]{graphicx}
\usepackage{ascmac}

\title{卒論・修論を\LaTeX で書く}
\author{弘前大学理工学部地球環境防災学科\\
学籍番号 名前}
\date{2020年吉日}

\begin{document}
\maketitle
\tableofcontents

第1章

\chapter{はじめに}

最初はイントロ的なことを書く。
\section{現状と問題点}

最近の現状と問題点とか。

\section{解決策の提案}

こうしたらいい,とか。

\section{数式の書き方}

アインシュタイン方程式は以下の通りである。
\begin{equation}
R_{\mu\nu} - \frac{1}{2} g_{\mu\nu} R =
\frac{8\pi G}{c^2} T_{\mu\nu}
\end{equation}

第2章

\chapter{つぎに}

この辺から本番。

\section{文献の引用の仕方}

データは参考文献\cite{rika} にあったものを使った.
この文献\cite{ten}も参考にした。

\section{図の挿入の仕方}
\begin{figure}[h]
\begin{center}
\includegraphics[width=7cm]{./plot1.pdf}
\caption{サイン関数のグラフ}
\end{center}
\end{figure}

第3章

\chapter{最後に}

結論とか,まとめとか。
最後にいうのもなんだが,ベクトルの書き方。
\begin{itemize}
\item 普通の$\alpha$は\verb|\alpha|で書く。
\item \verb|$\vec{\alpha}$| で $\vec{\alpha}$
\item \verb|\usepackage{bm}| している場合は
\verb|$\bm{\alpha}$| で $\bm{\alpha}$
\item 並べると,$\alpha$, $\vec{\alpha}$, $\bm{\alpha}$
\end{itemize}

謝辞

\chapter*{謝辞}

謝辞には第何章とかの番号をつけなくてもよいので,そんなときは,
\verb|\chapter*{ }| という具合に書きます。

みなさん,ありがとう.(普通の人が見るのは,イントロと謝辞だけ...
という説もあるから,忘れないで書く.)

付録

\appendix
\chapter{付録があるときは}
プログラム文とかを書いてページ数を稼ぎたいときは,
以下のようにしてみます。

\begin{verbatim}
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
for(int i = 1; i <= 5; i++) {
cout << "こんにちは, C++ の世界! " << i << endl;
}
return 0;
}
\end{verbatim}
\verb|\usepackage{ascmac}|して\verb|screen| 環境を使うと,枠がつきます。
\begin{screen}
\begin{verbatim}
#include <iostream>
using namespace std;
int main() {
for(int i = 1; i <= 5; i++) {
cout << "こんにちは, C++ の世界! " << i << endl;
}
return 0;
}
\end{verbatim}
\end{screen}

参考文献

\begin{thebibliography}{99}
\bibitem{rika} 国立天文台編,理科年表 (丸善)
\bibitem{ten} 天文年鑑,誠文堂新光社。
\end{thebibliography}

\end{document}