いつの間にか学生さんが机でタガメを育てていました。
昆虫の研究室だけあって、日々いろんな虫が増えています。
いつの間にか学生さんが机でタガメを育てていました。
昆虫の研究室だけあって、日々いろんな虫が増えています。
秋季入学でM1の渡邉くんが当研究室のメンバーとして加わりました。
積極的に研究活動に取り組んでいて、良いスタートをきっています。
10/1〜2は西目屋村で東北昆虫学会が開催されました。
当研究室からは、二名の学生と私が発表しました。
交流がかなり限られた中での開催でしたが、いろいろな方々にお会いできてよかったです。
当研究室はこの時期に東京農工大学の鈴木研究室とジョイントミーティングを開催しています。
今年も例年通り開催し、当研究室からは四名の学生が発表しました。
質疑応答が活発で、どの発表者も研究内容が面白いため、予定の倍以上の時間を要しましたが、あっという間に終わったという印象です。
鈴木先生とは関心の方向性が非常に似ていて、取り組む研究テーマが重複しそうになることが多いのですが、今年も、「あっ、このテーマは当研究室で取り組んでいる内容にかなり近いな。」というのがいくつかあって、本当に興味深いです。
得意とする研究手法は違うので、それぞれの研究が進んで連携できたら色々と前進しそうな気がします。
今後も続けていきたい取り組みです。
9月9日にFM アップルウェーブの「津軽いじん館」に出演します。
主に研究に関することや弘前に至るまでの個人的なことを話したと思います(収録です)。
管理している圃場がヤブ状態になっていたので、研究室総出で草刈りをしました。
ついでに、イヌムギの苗や種をプランターに植えました。
これを温室の中で育てて、冬場のバッタの餌にします。
現在、研究室にいる昆虫は、
トノサマバッタ、カブトムシ、カマキリ(オオ・ハラビロ)、ミールワーム(餌用)、カイコガです。
飼育作業に加えて、実験やその他様々な仕事もあるし、なかなか疲れます。
いくつか研究テーマを学生に分譲しないと、他の仕事が滞りがちになっています。。
採集したカマキリはバッタを使って育てています。
育てていると、飼育ボックスの中に不思議な黒い物体が突如として出現します。フンにしてはカマキリの体に対して大きすぎます。
よく見るとなんだか特殊な構造をしているようです。
突如として、隔離された空間に現れた物体。異次元から現れたのでしょうか。
小松左京の小説が頭をよぎります。
しかし、顕微鏡でもう少し拡大したり、解剖したりすると昆虫の蛹だということがわかります。
おそらくこれは、カマキリヤドリバエの蛹だと思われます。
安藤先生の「カマキリに学ぶ」という著書によると、幼虫の状態でカマキリの体から脱出して、すぐに蛹になる寄生バエのようです。
確かに、この蛹が出現したカマキリの体には傷がありました。
そして、採集してきた幼虫から結構出現します。
採集したカマキリの半分近くはこのハエに寄生されているようです。
ただし、このヤドリバエが脱出したカマキリは絶命することなく、今の所元気にバッタを食べています。
それらのカマキリはちゃんと羽化して次世代を残せるのか気になりますね。
弘前大学の農場の堆肥に季節外れのカブトムシ幼虫がいるという情報を得て、採集に出かけました。
情報通り、幼虫をたくさん捕獲することができました。
成虫も少し入手できました。
カブトムシ幼虫を使う実験をしたかったのでこの時期に入手できるのはありがたいです。
バッタに加えて、カマキリ、カブトムシと昆虫の研究室らしい感じになってきました。
本日は実験で使うカマキリ幼虫のサンプリングに行きました。
当研究室の廣田くん、県内在住の吉田さん親子、安藤名誉教授と一緒にカマキリを探したところ、たくさん採集できました。
研究室に持ち帰って実験に使う予定です。
みなさんお疲れ様でした。
トノサマバッタ粉末を使ったせんべいをテスト販売するのでプレスリリースを出しました。
https://www.hirosaki-u.ac.jp/topics/74506/
いくつかの新聞にも取り上げられています。
調味料などはほとんど配合せず、バッタ粉、小麦粉、塩だけで作ることでバッタの味を知ってもらおうという試みです。
普段口にするお菓子よりは薄味に感じると思いますが、興味があればご賞味ください。