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応動昆大会(2023.3.13-3.14)での研究発表

今年は摂南大学で表題の大会が開催されたので、学生3人と参加しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

ポスター発表もかなり充実した時間になったようです。

色々な方にお会いできて、とても良い学会でした。

最近の実験

最近、学生の廣田くんとバッタを様々な飼育環境下におく実験に取り組んでいます。(廣田くんはもうすぐ修了なのにお疲れ様です)

およそ一ヶ月くらい、朝から晩までバッタに拘束される日常が続きますが、良い結果が得られそうな感触はあるし、楽しみです。

授業期間ではこのような実験を組めないので、実質この時期にやるしかありません。

↑ 昆虫には見えない、赤色光下で作業する研究室メンバー。

 

こういった類の実験のポイントはいくつかあって、特に、

1、両手を使う 2、些細な効率化の工夫を重ねる 3、楽しく

だと思います。

3は精神衛生上いうまでもありませんが、1、2をうまくやれると、実験に余裕ができるし、まとまった空き時間も確保できます。

今回の実験では、およそ2.5時間の空き時間が確保できるので、その時間に他の仕事をしたり、日用品を買い出しに行ったり、ジムに行ったりと、生活に支障をきたさない計画です。

結果がでるのはもう少し先ですが、この実験の着想に至った興味深い結果は、廣田くんが来週の応動昆@摂南大学でポスター発表しますので、興味がある方はぜひ訪れてください。

bombay locustを食べる!

タイワンツチイナゴの測定が終わったのですが、そのまま処分してしまうのは勿体無いので、素揚げにして食べようということにしました。

実際に本種は食用として用いられていて、なかなか人気があります。

絶食によるフン抜きをしたグループと、ネピアグラスを収穫の直前まで与えていたグループにわけて食べてみました。

↓ 加熱前

 

↓ 素揚げ中

 

↓ 素揚げ後

 

翅はとったほうがグルメだったかも。

火を通すと真っ赤になります。

アナジャコの唐揚げに似た味でなかなかよかったです。

フン抜きしたものと、そうでないものであまり違いを感じませんでした。

 

もちろんバッタは食べたい人だけが食べています。

(最近、色々と物騒な世の中になっているので念の為。)

沖縄昆虫サンプリング2(廣田くん昼バージョン)

沖縄サンプリングの昼の部で、廣田くんが撮影したものを残しておきます。

廣田くん夜の部と渡邉くん昼の部は別の投稿に載せます。

まずはタイワンツチイナゴからですね。

かなりデカくて、体を測定しようとつかむと蹴られて何度も血が出ました。。泣

タイワン捕獲

↑ タイワンツチイナゴが捕虫網でバサバサしている動画

 

続いて、ツチイナゴです。

タイワンツチイナゴとの違いはわかりますか?

 

その他、昆虫たち。

 

 

 

 

 

 

 

木に「危」が印字された札が付いており、倒木しそうもないのに何が危ないのかなと思いました。

採集を続けるうちに、多くの木に「危」の札がついていることに気が付き、廣田くんがネットで調べてくれたところ、この札にはメチルオイゲノールと殺虫剤が染み込ませてあるようです。

そうです、応用昆虫学を学んだことがある人は誰もが知っている、ミバエ防除のプロジェクトに使われるアレです。

現物を見られて、そしてこれほどあちこちに設置してあるのを見られてよかったです。

沖縄昆虫サンプリング1

沖縄にバッタのサンプリングに行ってきました。

少しだけ写真を載せておきます。

タイワンツチイナゴをたくさん採りました。

本種だけで150匹くらい採りました。本命はこの昆虫ではなかったのですが、仕方ない。。

ヒトの写真が多くなったので、昆虫の写真は別途載せますね。

オナガアシブトコバチ

カマキリの孵化幼虫と一緒に、オナガアシブトコバチと思われる寄生のハチが羽化してきました。

ほとんどの個体が長い産卵管をもっているので、ほとんどがメスのようです。不受精卵はごくわずかだったのでしょうね。

カマキリの卵にのみ寄生する昆虫のようです。

降雪

大学構内の雪かきが進み、だいぶん歩きやすくなりました。

毎年のことですが、正月三が日は構内の除雪がほとんどないので、移動するのに苦労します。

大学の駐車場から校舎までの道のりを、膝近くまである雪を掻き分けながら進むことになります。

自分にとっては風物詩みたいなものなので、「ああ正月だなぁ」という気持ちになります。

街中の通路は、ほとんどが近隣の住民の方がやってくれていると思います。

大変ありがたいことですが、人口が減って地域のコミュニティが壊れると大変なことになるでしょうね。

カメムシと大雪

雪国に住んでいると、表題の言説を尋ねられることがあります。

当方、九州育ちなので、弘前に来るまでは聞いたことがない説でした。(「カメムシが多い年は大雪になる」というもの)

*しかし、西日本でも雪が降る地域では、割と一般的な説のようです。

雪国生活が長い、本学の安藤名誉教授(山形出身・弘前大学教員)に尋ねてみると、やはり何か根拠がある話ではなさそうです。

個人的には、成虫で越冬するカメムシは冬に近づくと雪国の人にとっては身近な昆虫なので、雪と結び付けられて語られるようになったのではないかと想像します。

あとは、この昆虫の発生には表年と裏年があるのも関係しますかね。

以前、テレビ番組で本件について意見を述べたものが動画サイトに挙げられていたので、リンクを置いておきます。

エコプロ

12月7〜9日は東京ビッグサイトの展示会(エコプロ)に行ってきました。

主に昆虫食関係の紹介を行いました。

テレ朝newsにて、トノサマバッタのことを取り上げてもらいました。

https://news.tv-asahi.co.jp/news_society/articles/000278774.html

 

雪国から都内へ出張すると、上着がかさばって結構ストレスです。

カブトムシ幼虫の採集その2

大学の附属農場(藤崎)にカブトムシ幼虫の採集にいってきました。本年度二回目です。

前回行った時は、時期はずれになぜか居るカブトムシ幼虫を採集したので、あまり多く採集できませんでしたが、今回は予想通りたくさん取れました。

少しスコップで掘っただけで二人で30匹弱くらいとれたので、満足して撤収しました。採集時間は20分くらいですかね。

春に小学生向けの採集イベントがあるみたいなので、それようにちゃんと残しておかないとですね。