りんごの樹に昆虫が入ったカゴを設置して実験しています。
交信かく乱剤を用いた害虫防除に関する研究の一環です。
実験に使う昆虫の準備も大変ですし、設置自体も複数人で作業しないと苦労します。
地上3mの高さにも設置するので脚立に登って作業します。
野外での作業が終わったら、顕微鏡の下で小さなガ(メス)を解剖して交尾嚢の中にある精包を調べます。
「昆虫が入ったカゴを野外に静置し、交尾するか調べる」
という、文字上はかなり簡単な実験のように思えますが、実際に作業すると大変労力がいります。
実際に従事してみないと、その実験手法の細かなイメージが掴めないので、こうやって昆虫学に関わる様々な実験に携わることができて大変ありがたいです。
多様な経験を積むことができて、日々レベルアップにつながっている感じがします。