ニワトリ、ウシ、ブタ、ヒツジ等の家畜は我々のために世界中でたくさん飼育されています。家畜が大きく育つためには大量の飼料や牧草が必要です。人間は家畜に餌を与えることで乳、肉、卵を得ているわけです。世界中の農場で家畜は餌を食べていますが、家畜がどのような味や匂いを認識しているかについてはあまり分かっていません。家畜の味覚や嗅覚(化学感覚)が明らかになれば、飼料の味や匂いをコントロールすることで食べさせたい飼料を適切な量だけ給餌することができるようになります。例えば今まで苦くて家畜が食べなかったような植物由来原料であっても、苦味を認識するレセプター(受容体)をブロックすることで苦味が消えて食べられるようになると考えられます。このような知見を積み重ねることで新たな畜産業の構築に貢献します。