寄生バエ

採集したカマキリはバッタを使って育てています。

育てていると、飼育ボックスの中に不思議な黒い物体が突如として出現します。フンにしてはカマキリの体に対して大きすぎます。

よく見るとなんだか特殊な構造をしているようです。

突如として、隔離された空間に現れた物体。異次元から現れたのでしょうか。

小松左京の小説が頭をよぎります。

しかし、顕微鏡でもう少し拡大したり、解剖したりすると昆虫の蛹だということがわかります。

おそらくこれは、カマキリヤドリバエの蛹だと思われます。

安藤先生の「カマキリに学ぶ」という著書によると、幼虫の状態でカマキリの体から脱出して、すぐに蛹になる寄生バエのようです。

確かに、この蛹が出現したカマキリの体には傷がありました。

そして、採集してきた幼虫から結構出現します。

採集したカマキリの半分近くはこのハエに寄生されているようです。

ただし、このヤドリバエが脱出したカマキリは絶命することなく、今の所元気にバッタを食べています。

それらのカマキリはちゃんと羽化して次世代を残せるのか気になりますね。

カブトムシ幼虫の採集

弘前大学の農場の堆肥に季節外れのカブトムシ幼虫がいるという情報を得て、採集に出かけました。

情報通り、幼虫をたくさん捕獲することができました。

成虫も少し入手できました。

カブトムシ幼虫を使う実験をしたかったのでこの時期に入手できるのはありがたいです。

バッタに加えて、カマキリ、カブトムシと昆虫の研究室らしい感じになってきました。

カマキリ採集

本日は実験で使うカマキリ幼虫のサンプリングに行きました。

当研究室の廣田くん、県内在住の吉田さん親子、安藤名誉教授と一緒にカマキリを探したところ、たくさん採集できました。

研究室に持ち帰って実験に使う予定です。

みなさんお疲れ様でした。

トノサマバッタせんべい

トノサマバッタ粉末を使ったせんべいをテスト販売するのでプレスリリースを出しました。

https://www.hirosaki-u.ac.jp/topics/74506/

いくつかの新聞にも取り上げられています。

調味料などはほとんど配合せず、バッタ粉、小麦粉、塩だけで作ることでバッタの味を知ってもらおうという試みです。

普段口にするお菓子よりは薄味に感じると思いますが、興味があればご賞味ください。

トノサマバッタ養殖に関する紹介

食に関するタンパク質素材としてトノサマバッタ養殖の紹介を執筆しました。

元木商店さんとのPJのプレスリリースおよび報道

青森市の元木商店さんと一緒にバッタ養殖の実証試験を行うことをプレスリリースしました。(6/2)

【プレスリリース】青森県内での食用トノサマバッタの養殖事業に関する共同研究開始について(食料資源学科 管原亮平助教)

 

6/3には、東奥日報および読売新聞でも報道されました。他のところにも転載されているようです。yahooにも載っているようですが、昆虫嫌いの人からコメント機能で悪口を書かれそうで恐ろしいです。あたたかく見守って欲しいところ。

イヌムギ、ヒエ、ソルガムの種を圃場に播種

畝を作って、イヌムギ、ヒエ、ソルガムの種を播きました。

数年前までビニールシートで覆わずにやっていましたが、草取りがあまりにしんどかったので、去年から敷いています。

草取りの労力がかなり低減され、これをやっていると随分楽になりました。

自分自身、畑のノウハウをあまり持っていないので、試行錯誤でやっています。

弘前青年会議所の集会で研究紹介

弘前青年会議所の集まりで、当研究室の研究について紹介しました。地域の方に、大学の研究について知ってもらうのは大切なことですし、研究室が閉鎖的にならないように努めていこうと思っています。

ヒエとソルガムの播種

雨が降るとの天気予報なので、プランターにヒエとソルガムの種を蒔いてみました。東北の気候だと、ちょっと早すぎるかもしれないですね。畑に蒔く分はもうちょっと待ってからやります。プランターからちゃんと芽を出すか見守ってみます。

九州・沖縄昆虫研究会2022年度春の例会・第96回九州昆虫セミナー

表題の会合で研究の紹介を行いました。

弘前にいながら、九州の集まりに気軽に参加できるのはオンラインの良いところですが、やはりたまには対面の集まりにも参加したいなーと思うところです。