喜界島への訪問(今年度4回目)

再び喜界島へと赴く機会がありました。

出張の間は、留守番の学生さんたちに昆虫の世話をお願いすることになります。ご負担おかけしています。

 

今回も、お目当ての昆虫を探索したのですが、収穫があってよかったです。

また、島内はおおよそ隅々まで行ったつもりでしたが、ウリガーという場所は初めてでした。

水を汲む場所のようですね。

この地点でもそこそこ良い発見があってよかったです。

 

話が変わりますが、本日は科研費申請の合否発表がありました。

私は代表で2件、分担で1件の応募でしたが、いずれも不採択でした。

うーん、残念です、なかなか良い提案書だったと思うのですが。

また来年度、出直しですね。。

最近の実験と来客

昨年度末は学生さんと一緒に孤独相バッタの体色決定要因について実験していたのですが、結局、白黒決められる様な結果が得られませんでした。

学生さんは修了ギリギリまで頑張ってくれましたし、実験作業量としても大変な実験だったので、なんとかはっきりさせたいです。

そこで、現在追加実験に着手しています。

おかげで大忙しです。

孤独相(個別飼育)バッタを多数用いるので、飼育容器を手作りするのが大変なのです。(他にも諸々)

毎週、関東に住む卒業生から草を送ってもらっています。(青森の冬においては状態の良い草が手に入らない)

なぜ毎年冬の時期に取り組んでいるかというと、低湿度の環境で実験したいからです。

実験結果に湿度が影響するので、実験結果を安定させようと思うと湿度が低い冬が最適です。

どういう結果が得られるでしょうね、仮説通りだと有難いのですが。

 

さて、先日佐賀大学から徳田先生(昆虫学・生態学)が来学されたので、弘前大学の昆虫学および生態学の教員や学生たちで親睦しました。

こういう機会はとても大切ですね、わたしも積極的に遠征したいです。

2023年末

年末ということで、研究室を新春仕様にしています。

正月気分で実験するのも楽しいものです。

 

またもやオナガアシブトコバチ

またもやオオカマキリの孵化と同時にオナガアシブトコバチらしき昆虫が羽化してきました。

オオカマの卵包は外から採集されたものです。

 

孵化したての白っぽいオオカマに混じって存在する黒い個体がそれです。

卵包に寄生して、オオカマの胚を食べて成長し、羽化したと思われます。

今回は前回とは異なり、産卵管を持つ個体がほとんどいないので、未受精卵が産み付けられたのでしょうね。

 

さて、年末なので、当研究室は最近大掃除をしています。

当研究室のように、昆虫の世話が必要なラボは色んな消耗品などの道具であふれています。

数週間かけて少しずつ掃除を進めています。

今日は、バイオフリーザーの霜取りを行い、おおよそ掃除は終了に近づいています。

第56回青森県昆虫談話会

12月16日(土)に表題の発表会が開催され、

当研究室からは修士の2名が発表しました。

普段の当研究室の報告会はほとんどがオンライン化しており、

対面でプレゼンする機会は貴重です。

本当は、プレゼン練習などの機会を設けたいのですが、諸事情でほとんどできていません。

こういった指導の需要は学生さんからあまりないので仕方ないですね。

人文社会科学と自然科学の融合

表題に関するテーマで、北東北3大学研究者交流会にて話題提供をしました。

自然科学が社会と関わろうとする限り、人文社会科学の専門知が必要になる局面があります。

お互いに連携しながらプロジェクトを進めるのが大事です。

パヤオ大学との交流

11月2日はタイのパヤオ大学から学部に来客があり、親睦会が開催されました。

私も親睦会に呼んでもらったので参加しました。

良い交流になりました。

ナノテラス見学

東北大学内にある、ナノテラス見学に行ってきました。

来年度には稼働するようなので、自分の研究でなにか使えるようなことがないか考えたいところです。

 

イヌムギの直植え

プランターで育てているイヌムギを直植えして、元気を回復させようという試みをしました。

↑ こんな感じで株分けして、圃場に植えました。

 

↑ 作業が終わり、研究室に戻るメンバーたち。

 

イヌムギが元気になったころに、プランターにまた植え直してハウスの中で育てます。

雪が降る前に完了させないといけません。

黒瀬さん来日セミナー

10月10日は英国CABI所属の黒瀬さんが来学されたため、セミナーでお話をしていただきました。

黒瀬さんとは大学学生時代に、隣の研究室の先輩後輩の関係です。

現在は縁があって、共同研究をしています。

インドに関係する研究のお話もしていただけたため、来学中のインドの先生方も興味津々に聞いていただきました。