本校では,「自分のもっている力を精いっぱい発揮し,積極的な社会参加をめざす」という目標の下,これまで,スポーツ庁委託事業「Special プロジェクト2020」によるスポーツ活動や,造形活動をはじめとする表現力を高める教育,本校が事務局を務める「つがる地区障害者就労支援連絡会”さくらジョブネット”」と連携した就労支援,キャリア教育の一環として地域での清掃活動や喫茶スペースの運営等に取り組んできました。
このような取組は,児童生徒の積極的な社会参加の実現につながる特色ある教育活動として定着してきており,今後も大学や地域と連携しながら実践を積み重ね,成果を発信してまいりたいと考えています。なお,スポーツ庁の委託事業につきましては,今年度も「地域の課題に対応した障害者スポーツの実施環境の整備事業」の指定を受けたところであり,引き続き,障害者スポーツやインクルーシブスポーツの拡充に向けた環境整備に取り組んでいくこととしております。
また,本校は弘前大学教育学部の附属学校として,在籍する児童生徒の学びと成長を保障する場であるとともに,大学の教育と研究の場としての使命も担っています。現在,弘前大学では,教育行政機関と教育・医学連携による教育課題解決に向けた取組を進めており,附属学校園においては大学の方針の下,特に「健康教育」と「インクルーシブ教育」の推進に向け,協同で実践研究に取り組んでいます。この中で,本校では健康教育をテーマとした全校研究として,児童生徒が自らの健康課題に進んで取り組むための支援方法を探るとともに,インクルーシブ教育システムの構築を目指した取組として,地域の児童生徒とのスポーツ交流や,附属小学校内に開設している学習支援室(ぴあルーム)において,附属学校園の幼児児童生徒に対する支援を行っています。
加えまして,今年度は,国のGIGAスクール構想やコロナ禍における多様な学習ニーズを踏まえ,タブレットの授業活用をはじめ,バーチャルリアリティ(VR)ゴーグルを使った疑似体験,オンラインによる交流学習や授業など,情報通信技術(ICT)を活用した教育活動を推進していきたいと考えています。
本校では,これまでの取組を含め,今後も児童生徒の自立と社会参加に向けた教育活動の充実に全教職員で取り組んでまいりますので,皆様のご理解とご協力を,よろしくお願いいたします。

令和3年4月

校 長  川 村 泰 弘