この地を学び、より楽しむために
最低限の豆知識(必修)
・弘前藩の城下町として位置づけられた津軽地域の中心都市です。全国では珍しく、県庁所在地以外に国立大学である弘前大学が設置されています。県名をつけていない国立大学も珍しいのではないでしょうか。本学の歴史は是非とも弘前大学資料館にもお立ち寄りいただいて学んでみてください。(写真:旧制弘前高校の像)
・弘前市といえばりんごです。すべての種類を食べ比べるのは難しいですね。青森全域でみると、りんごだけでなく、にんにく、ごぼう、ながいもなども有名です。寒暖差もあり、さくらんぼ、もも、ぶどう、にんじんまでもが甘くなるようです。(写真:各種りんご)
・弘前は観光地としての顔も持っており、現存天守である弘前城があります。現在、石垣工事のため、天守は移動していますが、しばらくすると元の位置に戻る予定です。GW頃に咲く弘前公園の桜が有名で、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」に反して、桜の剪定をしており、長寿の独特な雰囲気の樹が見れます。桜の見どころは春のひとときですが、満開を想像して園内を散策してみるのも良いでしょう。積雪の時期は外堀の桜の枝に積もった雪をライトアップしており、人気のスポットになっています。(写真:満開の桜)
・もし、夏にお越しの際は8月上旬の「ねぷた祭り」を狙ってみてください。合同運行を先導する「津軽情っ張り大太鼓」は一見の価値があります。説明を聞くと、なんだか偉い先生に翻弄される学生みたいな気分になります・・・。夏祭りは集中していて青森の「ねぶた」、五所川原の「立佞武多(たちねぶた)」と合わせて楽しめます(ホテルは混雑するのでお早めに)。八戸の三社大祭もスタイルが違うイベントでたいへん興味深いところです。ちなみに、夏の時期はいたるところで花火の音が聞こえます。「宵宮」開催の合図です。開催情報を調べてみるとちょっとビックリしますよ。(写真:ねぷた準備中)
・実は城下町ということもあって神社・仏閣は多数あり、教会もいくつかあります。小さな町なので、自転車くらいで各地を巡れます(雪が降るまでですが・・・)。(写真:雪に埋もれた自家用車)
*もっと弘前について学びたい方はコチラ >>> 弘前市の観光案内
郷土料理(選択必修)
・津軽の郷土料理はいくつかあります。観光で訪れた際には、「貝焼き味噌」「いがめんち」「けの汁」を経験しておくと良いでしょう。津軽三味線の演奏を楽しめる居酒屋もいくつかあります。津軽の厳しい冬に想いを馳せながら日本酒(純米が多いです)を楽しむのも味があります。季節ものとしては、花見に合わせて食べる「トゲクリガニ」や、夏の終わりの「嶽きみ」「毛豆」を是非ともご堪能ください。嶽きみは糖度が高いトウモロコシで、北海道に送る方もいるくらい甘いものです。
・実はコーヒーやフレンチも有名です(イメージないですかね・・・)。
・弘前は海に面していませんが、岩木山を越えると日本海にたどり着きます。ヒラメやマグロを比較的リーズナブルに楽しめます。北の青森市が面する陸奥湾ではホタテの養殖が盛んです。海峡のマグロや、養殖サーモンも有名になってきましたね。
・庶民的な味としては、「にぼしラーメン」「中みそのラーメン」「アップルパイ」でしょうか。(写真:まぐろ・ホタテ・サーモン・ヒラメの海鮮丼)
*そのうち、気楽に楽しめる飲み屋情報でも載せていきたいと思います。
ディープな弘前(選択)
・津軽弁がわかりません・・・。最近TVで活躍する王林さんの話す言葉は皆さん向けに標準語?になっていますよ。訪問者が地元の人と話す機会は少ないと思いますが、タクシーの運転手さんも時々ネイティブトークをされます。安心してください、こちらの言っていることは100%通じます(皆さんTVを観て育っていますので)。(写真:五所川原の立佞武多の館の掲示)
・弘南鉄道、津軽鉄道・・・ローカル鉄道です。電車好きは必見です。季節企画で、ビール列車やストーブ列車があります。(写真:弘南鉄道…こけしはホームに立ってます)
・どさ?ゆさ!・・・温泉が町中にあります。ほぼ源泉で、銭湯価格です。
・岩木山信仰・・・いたこは有名ですが、お山にはカミサマがいるそうです。お悩みの解決策が見つかるかも。
・その他:キーワードを入れておきます。詳しくは自分で調べてみてください。
「あれ、ゆるきゃらが刀を・・・」
「え、スナックに泊まれるの!?」
「ここってもしかしてあんな映画をみるところでは?」
「八甲田雪中行軍無難に完了」
「鳥居に鬼コが座ってる!」
「津軽には7つの雪が降るの?」
「あなたの一代様は?」
「馬鹿塗」
「え、縄文人が住んでたの?」
*本州北端の秘境です。皆さんの常識を打ち破り、新しい生き方が見つかるかもしれませんね。けっぱれ!
記事作成:2025年9月9日