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【実験室の安全管理】
アイソトープ総合実験室では、放射性同位元素等規制法や電離放射線障害予防規則に基づき、実験室利用者と周辺環境、一般公衆の放射線障害を防止するため、以下のような安全管理を行っております。
空間線量の測定
毎月1回、サーベイメータで各実験室や管理区域境界、事業所境界の空間線量を測定しています。
利用頻度の高い実験室内には、γ線用エリアモニタを設置し、24時間体制で放射線量を測定しています。
表面汚染の測定
毎月1回、管理区域内の床の表面汚染の状況を、GM管式サーベイメータとスミア法により測定しています。
作業室の空気中RI濃度測定
毎月1回、専門業者による空気中RI濃度の測定を実施しています。
局所排気装置の風速測定
毎月1回、ドラフトチャンバーの面風速を測定しています。
【排水・排気の管理】
排水中RI濃度測定
排水の都度、貯留中の排水中のRI濃度を測定し、法定濃度限度以下であることを確認しています。
排気中RI濃度の評価
空調稼働時間から排気量を算出し、当該期間のRI使用量を元に、排気中RI濃度を計算によって評価しています。
また、排気口付近に排気ガスモニタを設置し、24時間体制でモニタリングしています。
【設備の点検・維持管理】
自主点検
毎月1回、施設管理担当者と放射線管理担当者が実験室内、排気・排水設備、RIの保管状況などの点検を実施しています。
専門業者による点検
年に2回放射線専門業者による点検を行い、劣化・老朽化の程度や重要性に応じて優先順位を付けて修繕を行っています。
RI排水貯留槽の清掃
年に1回放射線管理専門業者によるRI排水貯留槽のタンク内の清掃を行っています。