『2021年度深浦円覚寺古典籍保存調査プロジェクト成果報告会』『弘前大学深浦エコサテライトキャンパス特別公開講座』を開催

弘前大学では、令和3年9月26日(日)弘前大学創立50周年記念会館岩木ホールにおいて、「〈2021年度深浦円覚寺古典籍保存調査プロジェクト成果報告会〉〈弘前大学深浦エコサテライトキャンパス 令和3年度特別公開講座〉寺院資料調査から地域文化振興を考える-深浦円覚寺古典籍聖教の県重宝指定によせて-」を、青森県西津軽郡深浦町と共同で開催しました。

本フォーラムでは、令和3年4月に「円覚寺真言・修験聖教類及び文書」が青森県重宝指定を受けたことに伴い、第4回目となる本公開講座では、その文化資源としての価値と寺院資料調査の意義について青森県民や全国の方々に向けてオンラインで発信し、「もうひとつの地域連携発信型」について考えることを目的に開催しました。

開会にあたり、吉田深浦町長及び深浦円覚寺副住職の海浦誠観氏からご挨拶いただいた後、弘前大学人文社会科学部准教授の原克昭先生より本公開講座の趣旨説明が行われました。続いて、特別講演として大正大学文学部教授(前 弘前大学人文社会科学部教授)の渡辺麻里子先生による「昔の人がのこしてくれた文字と紙-深浦円覚寺の古典籍調査と青森の未来-」、八戸学院大学短期大学部客員教授の三村三千代先生による「たからものは皆で守る-玄人も素人も力を合わせて-」、名古屋大学名誉教授・龍谷大学文学部教授の阿部泰郎先生による「東北は宗教文化遺産の宝の山である。-奥会津から真言寺院聖教との比較-」をご講演いただきました。

最後に、講師の先生方による意見交換を行いました。意見交換では一般参加者からの質問も受け付けたところ、本サテライトキャンパスで実施している「市民参加型の資料調査についての可能性」や「青森県に古文書が多数残されている理由」等の質問が多数よせられ、活発な意見交換が行われました。

全国から様々な方々が約130名ほどオンラインによって視聴参加し、円覚寺資料の歴史的価値の高さとその魅力やこの1年間の調査結果について熱心に聞き入り、盛況のうちに終了しました。なお、本講座の講演及び意見交換の内容については、視聴参加アンケート結果と併せて年度末刊行の『深浦円覚寺所蔵古典籍調査報告書』に掲載する予定です。

挨拶をする吉田深浦町長
挨拶をする深浦円覚寺副住職 海浦氏
意見交換をする大正大学 渡辺先生(左)、名古屋大学 阿部先生(右)
意見交換をする八戸学院大学短期大学部 三村先生
意見交換をする弘前大学 原先生
挨拶をする弘前大学 石川理事