救急科専門研修プログラム

理念

 すべての救急患者さんに良質で安心な標準的医療を提供すると同時に、地域全体の救急医療の安全確保の中核を担うことができる救急科専門医を育成します。

本プログラムの特色

1. 多彩な救急現場で得られる様々な経験

 青森県の大学病院と市中病院、それに東京や神奈川で定評のある救命救急センターを研修の場とすることで、地方から都会まで多彩な救急現場を経験でき、知識や技術だけでなく、広い視野を養うことができます。

2. ドクターヘリで学ぶ病院前診療

 青森県立中央病院では青森ドクターヘリにフライトドクターとして乗務することができます。また、当院では消防車両に同乗しての医師現場派遣を経験できるチャンスがあります。

3. 大学病院だからこその経験

 実習に来る医学生や研修医への教育を通じて自身の学びを深めてもらいます。また、経験豊富な教員から指導を受け、臨床研究に取り組むこともできます。もちろん、豊富な診療科の中から自分が深めたいと思う分野を選択研修することも可能です。

プログラムの実際

 本プログラムの研修施設群は、基幹施設である当院を含む6施設で構成されており、3年間(36ヶ月間)の専攻医プログラムで救急科専門医受験資格を得ます。以下の4つのモジュールがプログラム構成の基本となっています。

  • クリティカルケア12ヶ月(基幹施設6ヶ月以上)
  • ER 研修6~12か月
  • 他科研修6か月
  • クリティカルケアまたはER 研修6~12か月

プログラム修了後は

 救急科専門医取得後の進路は多様です。救急外来や救急病棟で救急医として働くことはもちろん、集中治療専門医などのサブスペシャリティの研修へ進む人もいますし、大学院へ進学して研究を深める人もいます→コチラ(合格後のキャリアプラン例)もご覧ください。

 また、プログラムを修了する前に特定の専門診療科に興味が沸き、そちらへ転向する人もいます。この場合、救急科専門医は取得できないかもしれませんが、研修中に培われた救急診療能力は皆さんにとって強い武器になるはずです。

プログラムの問合せ、施設見学申込みなどはコチラの問い合わせフォームからお願いします。是非気軽にお問い合わせください!